表: RXTX_BITSLICE の属性 に RXTX_BITSLICE の属性を示します。
属性 |
値 |
デフォルト |
タイプ |
説明 |
|
---|---|---|---|---|---|
RX_DATA_TYPE |
DATA DATA_AND_CLOCK SERIAL |
データ |
文字列 |
ビット スライスが受信している信号のタイプ (DATA、DATA_AND_CLOCK、または SERIAL) と、使用されるキャプチャ クロックを定義する属性です。 SERIAL = 受信データを無関係なクロック (SGMII など) でキャプチャしなければならない場合。 DATA_AND_CLOCK = 受信信号がクロック/ストローブまたはデータのいずれかの場合。受信クロック/ストローブをデータのようにサンプリングする必要がある場合。 DATA = 受信信号に完全にデータ情報しか含まれない場合。 DATA_AND_CLOCK は、DBC、QBC または GC ピン (bitslice_0) にあるビット スライスに対してのみ使用されます。 受信信号にデータ情報しか含まれない場合、DATA はニブル内のすべてのビット スライスに対して使用できます。 |
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RX_DATA_WIDTH |
4 または 8 |
8 |
10 進数 |
注記: BITSLICE_CONTROL の DIV_MODE はデータ幅と一致している必要があるため、TX_DATA_WIDTH と RX_DATA_WIDTH は同じである必要があります。 シリアル/パラレル コンバーターの出力幅を定義する属性です。 この値は、入力データがシリアル/パラレル コンバーターで拡張される (デシリアライズされる) 幅を指定します。次の表に示すように、対応する BITSLICE_CONTROL の DIV_MODE クロック分周の設定と整合する必要があります。 |
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RXTX_BITSLICE DATA_WIDTH |
BITSLICE_
|
||||
4 |
2 |
||||
8 |
4 |
||||
RX_DELAY_FORMAT |
TIME (1) または COUNT |
TIME |
文字列 |
注記: BISC で RXTX_BITSLICE が正しくアラインされるためには、TX_DELAY_FORMAT = RX_DELAY_FORMAT と設定します。 DELAY_FORMAT は、TIME または COUNT に設定できます。 TIME に設定した場合、BISC の完了後 (DLY_RDY が High になる)、入力遅延は DELAY_VALUE (ps で指定) と追加アライメント遅延 (Align_Delay) の和となります。 BISC は、要求された TIME 値 (RX_DELAY_VALUE) を実現するために必要なタップ数を決定するため、RX_REFCLK_FREQUENCY 属性を入力マスター クロックと共に使用します。このキャリブレーションでは、デバイスのプロセスのばらつきが考慮されます。 COUNT に設定した場合、RX_DELAY_VALUE で指定した値が必要なタップ数になります。 |
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RX_DELAY_TYPE |
FIXED VAR_LOAD VARIABLE |
FIXED |
文字列 |
入力遅延ラインの遅延モードです。詳細は、 ネイティブ入力遅延タイプの使用 を参照してください。 |
|
RX_DELAY_VALUE |
0 ~ 1250
0 ~ 1100
0 ~ 511 (COUNT) |
0 |
10 進数 |
注記: BISC で正しくアラインされるためには、RX_CLK_PHASE_P = RX_CLK_PHASE_N = SHIFT_0 と設定します。 TIME モード: 目標値 (ps)。 UltraScale デバイスは最大 1.25ns の遅延をサポートします。 UltraScale+ デバイスは最大 1.1ns の遅延をサポートします。 COUNT モード: タップで示した目標値。TX_BITSLICE のデータ アライメントを確実にするには、COUNT 遅延を 1.5UI に制限します。 詳細は、 ネイティブ入力遅延タイプの使用 を参照してください。 |
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TX_DATA_WIDTH |
4 または 8 |
8 |
10 進数 |
BITSLICE_CONTROL の DIV_MODE はデータ幅と一致している必要があるため、TX_DATA_WIDTH と RX_DATA_WIDTH は同じである必要があります。 パラレル-シリアル コンバーターの入力幅を定義する属性です。 TX_DATA_WIDTH = 2 x BITSLICE_CONTROL の DIV_MODE |
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TX_DELAY_FORMAT |
TIME (1) または COUNT |
TIME |
文字列 |
注記:
BISC で RXTX_BITSLICE が正しくキャリブレーションされるように、TX_DELAY_FORMAT =
TX_DELAY_FORMAT には、TIME または COUNT を設定できます。 TIME に設定した場合、BISC 完了後 (DLY_RDY が High になる) の遅延は TX_DELAY_VALUE (ps で指定) で指定した遅延となります。 BISC は、要求された TIME 値 (TX_DELAY_VALUE) を実現するために必要なタップ数を決定するため、TX_REFCLK_FREQUENCY 属性を入力マスター クロックと共に使用します。このキャリブレーションでは、デバイスのプロセスのばらつきが考慮されます。 COUNT に設定した場合、TX_DELAY_VALUE で指定した値が必要なタップ数になります。 |
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TX_DELAY_TYPE |
FIXED VAR_LOAD VARIABLE |
FIXED |
文字列 |
出力遅延ラインの遅延モードです。 詳細は、 ネイティブ出力遅延タイプの使用 を参照してください。 |
|
TX_DELAY_VALUE |
0 ~ 1250
0 ~ 1100
0 ~ 511 (COUNT) |
0 |
10 進数 |
注記:
BISC で RXTX_BITSLICE が正しくキャリブレーションされるように、TX_DELAY_VALUE =
TIME モード: 目標値 (ps) UltraScale デバイスは最大 1.25ns の遅延をサポートします。 UltraScale+ デバイスは最大 1.1ns の遅延をサポートします。 COUNT モード: 目標値 (タップ)。TX_BITSLICE のデータ アライメントを確実にするには、COUNT 遅延を 1.5UI に制限します。 |
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RX_REFCLK_FREQUENCY |
200.00 ~ 2400.00 (UltraScale) 300.00 ~ 2666.67 (UltraScale+) |
300.0 |
float 型の
|
注記: BITSLICE_CONTROL には基準クロックが 1 つしかないため、TX_REFCLK_FREQUENCY = RX_REFCLK_FREQUENCY とする必要があります。 基準クロック周波数は MHz で指定します。 これは、BITSLICE_CONTROL が使用するマスター クロック (PLL_CLK) の周波数です。このマスター クロックは、TIME モード遅延をキャリブレーションするために BISC で使用されます。タップ サイズは、RX_REFCLK_FREQUENCY で決定しません。タップ サイズは、UltraScale デバイスのデータシート [参照 2] で TIDELAY_RESOLUTION として定義されています。 要求された遅延 RX_DELAY_VALUE と共に RX_REFCLK_FREQUENCY 属性は BISC でタップのキャリブレーションに使用され、RX_DELAY_FORMAT が TIME モードに設定されている場合 RX_DELAY_VALUE の要求された遅延を提供します。 |
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TX_REFCLK_FREQUENCY |
200.00 ~ 2400.00 (UltraScale) 300.00 ~ 2666.67 (UltraScale+) |
300.0 |
float 型の
|
注記: BITSLICE_CONTROL には基準クロックが 1 つしかないため、TX_REFCLK_FREQUENCY = RX_REFCLK_FREQUENCY とする必要があります。 基準クロック周波数は MHz で指定します。 これは、BITSLICE_CONTROL が使用するマスター クロック (PLL_CLK) の周波数です。このマスター クロックは、TIME モードの任意の遅延値をキャリブレーションするために BISC で使用されます (ネイティブ モードのクロッキング/BISC のセクション参照)。タップ サイズは、TX_REFCLK_FREQUENCY で決定しません。タップ サイズは、UltraScale デバイスのデータシート [参照 2] で TIDELAY_RESOLUTION として定義されています。 TX_DELAY_FORMAT を TIME モードに設定した場合、BISC は TX_REFCLK_FREQUENCY 属性と TX_DELAY_VALUE (要求された遅延) を使用してタップ量をキャリブレーションし、要求された遅延となるようにします。 |
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RX_UPDATE_MODE |
ASYNC、SYNC、または MANUAL |
ASYNC |
文字列 |
ASYNC: これはデフォルト設定であり、推奨される使用モードです。 遅延値の変更は受信データとは無関係になります。 このモードはほかの 2 つのモードの機能もカバーするため、推奨される動作モードです。 SYNC: DATAIN のエッジに同期して遅延が変更されるように DATAIN が遷移する必要があります。このモードは、常に利用可能で周期的にスイッチするクロックまたはデータ信号に適しています。 MANUAL: 新しい値が有効になるには、LOAD を 2 回アサートする必要があります。新しい値を有効にするには、最初の LOAD のアサートによって、CNTVALUEIN で指定された値を読み込み、CE をアサートした状態で再び LOAD をアサートする必要があります。この属性は、遅延を更新できるため、データがアイドル状態になった場合に役立ちます。 |
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TX_UPDATE_MODE |
ASYNC、SYNC、または MANUAL |
ASYNC |
文字列 |
ASYNC: これはデフォルト設定であり、推奨される使用モードです。 遅延値の変更は受信データとは無関係になります。 このモードはほかの 2 つのモードの機能もカバーするため、推奨される動作モードです。 SYNC: DATAIN のエッジに同期して遅延が変更されるように DATAIN が遷移する必要があります。このモードは、常に利用可能で周期的にスイッチするクロックまたはデータ信号に適しています。 MANUAL: 新しい値が有効になるには、LOAD を 2 回アサートする必要があります。新しい値を有効にするには、最初の LOAD のアサートによって、CNTVALUEIN で指定された値を読み込み、CE をアサートした状態で再び LOAD をアサートする必要があります。この属性は、遅延を更新できるため、データがアイドル状態になった場合に役立ちます。 |
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FIFO_SYNC_MODE |
TRUE または FALSE |
FALSE |
BOOL
|
FIFO_WRCLK_OUT と FIFO_RD_CLK 間の関係を定義する属性です。この属性は常に FALSE に設定します。 FIFO_SYNC_MODE = TRUE。将来使用するために予約。 これらのクロックの詳細は、 「 BITSLICE_CONTROL 」 セクションの ネイティブ モードでのクロッキング を参照してください。 |
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INIT |
1'b0 または 1'b1 |
1'b1 |
バイナリ |
RXTX_BITSLICE/TX_BITSLICE のシリアライズされたデータ出力の初期値を指定します。 |
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LOOPBACK |
TRUE または FALSE |
FALSE |
BOOL
|
FALSE: RXTX_BITSLICE には、IOB 内にある双方向バッファーの入力または出力に対する別個の入力 (DATAIN) および/または出力 (O) があります。 TRUE: 出力 O は DATAIN にループバックされます。このループバックは、出力遅延の出力を入力遅延の入力に接続して RXTX_BITSLICE 内で実現します。したがって、遅延ラインはループバック サイクルの一部です。 |
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TBYTE_CTL |
TBYTE_IN または T |
TBYTE_IN |
10 進数 |
TBYTE_IN: BITSLICE_CONTROL の TBYTE_IN[3:0] 入力を使用してトライステート情報を T_OUT 出力に渡します。これには、RXTX_BITSLICE/TX_BITSLICE を TX_BITSLICE_TRI と一緒に使用する必要があります。 T: T 入力を使用して、ロジックから T_OUT 出力にトライステート情報を渡します。T は、ロジック内で生成されるトライステート情報を必要とします。 |
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TX_OUTPUT_PHASE_90 |
TRUE または FALSE |
FALSE |
文字列 |
FALSE: RXTX_BITSLICE/TX_BITSLICE の出力は位相シフトされません。 TRUE: RXTX_BITSLICE/TX_BITSLICE の出力は 90° 位相シフトされます。
TX_OUTPUT_PHASE_90 = TRUE の場合、RX_DELAY_VALUE/TX_
異なるトランスミッターを使用すると、位相シフトは簡単に観察できます。これは、生成クロックを生成データに対して 90° 位相をずらす目的で一般に使用される属性です。 |
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ENABLE_PRE_EMPHASIS |
TRUE または FALSE |
FALSE |
文字列 |
双方向 IOB の属性と共に使用して、プリエンファシスを有効または無効にします。 プリエンファシスについては、 トランスミッター プリエンファシス に記載されています。 |
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IS_RX_CLK_INVERTED |
1'b0 または 1'b1 |
1'b0 |
バイナリ |
1 に設定した場合、RX_CLK 信号の極性を反転します。 IS_RX_RST_INVERTED 属性と同様ですが、RX_CLK パス上にあります。 IS_RX_CLK_INVERTED = 1 の場合、インバーターが使用されます。 IS_RX_CLK_INVERTED = 0 の場合、インバーターは使用されません。 |
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IS_RX_RST_DLY _INVERTED |
1'b0 または 1'b1 |
1'b0 |
バイナリ |
1 に設定した場合、RX_RST_DLY 信号の極性を反転します。 IS_RX_RST_INVERTED 属性と同様ですが、RX_RST_DLY パス上にあります。 IS_RX_RST_DLY_INVERTED = 1 の場合、インバーターが使用されます。 IS_RX_RST_DLY_INVERTED = 0 の場合、インバーターは使用されません。 |
|
IS_RX_RST_INVERTED |
1'b0 または 1'b1 |
1'b0 |
バイナリ |
1 に設定した場合、RX_RST 信号の極性を反転します。 リセット パス上の選択可能なローカル インバーターを使用して、リセット入力の極性を変更できます。 IS_RX_RST_INVERTED = 1 の場合、インバーターが使用されます。 IS_RX_RST_INVERTED = 0 の場合、インバーターは使用されません。 |
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IS_TX_CLK_INVERTED |
1'b0 または 1'b1 |
1'b0 |
バイナリ |
1 に設定した場合、TX_CLK 信号の極性を反転します。 この属性は IS_RX_RST_INVERTED 属性と同様ですが、TX_CLK パス上にあります。 IS_TX_CLK_INVERTED = 1 の場合、インバーターが使用されます。 IS_TX_CLK_INVERTED = 0 の場合、インバーターは使用されません。 |
|
IS_TX_RST_DLY _INVERTED |
1'b0 または 1'b1 |
1'b0 |
バイナリ |
1 に設定した場合、TX_RST_DLY 信号の極性を反転します。 IS_RX_RST_INVERTED 属性と同様ですが、TX_RST_DLY パス上にあります。 IS_TX_RST_DLY_INVERTED = 1 の場合、インバーターが使用されます。 IS_TX_RST_DLY_INVERTED = 0 の場合、インバーターは使用されません。 |
|
IS_TX_RST_INVERTED |
1'b0 または 1'b1 |
1'b0 |
バイナリ |
1 に設定した場合、TX_RST 信号の極性を反転します。 リセット パス上の選択可能なローカル インバーターを使用して、リセット入力の極性を変更できます。 IS_TX_RST_INVERTED = 1 の場合、インバーターが使用されます。 IS_TX_RST_INVERTED = 0 の場合、インバーターは使用されません。 |
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NATIVE_ODELAY_
|
TRUE または FALSE |
FALSE |
文字列 |
TRUE の場合、ODELAY をバイパスします。 UltraScale+ FPGA のみ: メモリ インターフェイス ジェネレーター (MIG) 用に予約されています。TRUE の場合、ODELAY をバイパスします。 |
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SIM_DEVICE |
設定可能な値: ULTRASCALE、ULTRASCALE_PLUS、 ULTRASCALE_PLUS_ES1、 ULTRASCALE_PLUS_ES2 |
ULTRASCALE |
文字列 |
デバイス バージョンを設定します (ULTRASCALE、ULTRASCALE_PLUS、ULTRASCALE_PLUS_ES1、ULTRASCALE_PLUS_ES2) |
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注記: 1. TIME モードの場合、キャリブレーション中はニブル内のビット スライスを利用できません。 詳細は、 「 バンクの概要 」 を参照してください。 |