ODELAYE3 プリミティブのタップ サイズは、UltraScale デバイス データシート [参照 2] の T ODELAY_RESOLUTION (IDELAYE3 の場合は T IDELAY_RESOLUTION ) で指定されています。DELAY_FORMAT を TIME に設定した場合、電圧および温度に対して遅延ラインが IDELAYCTRL コンポーネントによって調整、制御、および維持されます。
• IDELAYCTRL コンポーネントを使用する必要があります。
• REFCLK_FREQUENCY 属性で、IDELAYCTRL コンポーネントに適用されるクロック周波数を示す必要があります。
• 遅延ラインが VARIABLE または VAR_LOAD モードで使用される場合、EN_VTC ピンを能動的に操作する必要があります。FIXED モードの使用時は、EN_VTC ピンを High に接続します。
DELAY_FORMAT を COUNT に設定した場合、遅延ラインは電圧と温度に対して調整されず、維持されません。
つまり、次のことが言えます。
• IDELAYCTRL コンポーネントは使用しないでください。
• REFCLK_FREQUENCY 属性はデフォルト値 (300MHz) のままで使用します。
• EN_VTC 入力ピンを Low に接続します。
° このピンにより、ODELAYE3 内にある調整および VT 維持ロジックが確実に無効化されます。
• 遅延ラインは、タップ総数を表す目的で使用する必要があります。
° タップ遅延の長さは関係なく、重要なのはタップ総数です。
° 512 タップが利用可能です。
• CNTVALUEIN/OUT[8:0] の値は、遅延ラインが設定されるまたは調整されるタップ総数を表します。
DELAY_FORMAT 属性の使用例は、 DELAY_TYPE 属性 のモードに関する段落で説明しています。