HP I/O バンクには、SSTL、HSTL、POD、および HSUL 規格対応のキャリブレーションなしのソース終端機能 (オプション) があります。この機能は、伝送ラインの特性インピーダンスと一致するように、サポートされている規格に応じて 40 W 、48 W 、または 60 W のドライバーとして動作します。
このキャリブレーションなしの分割終端オプションと DCI には重要な違いがあります。DCI を使用する場合は、VRP ピンの外部基準抵抗へキャリブレーションしますが、OUTPUT_IMPEDANCE 属性で指定するキャリブレーションなしのソース終端機能では、温度、プロセス、電圧による変動を補正するキャリブレーション ルーチンが利用できない内部抵抗を適用します。
重要: この機能は HP I/O バンクでのみ使用できます。
OUTPUT_IMPEDANCE 属性で設定可能な値は、RDRV_40_40、RDRV_48_48、または RDRV_60_60 です。
DCI とキャリブレーションなしの終端をデザインへ適用する方法の主な違いは、DCI I/O 規格またはキャリブレーションなしの終端のどちらを使用するか選択するときに決まります。DCI とキャリブレーションなしの I/O 規格の両方において、ソース終端値は OUTPUT_IMPEDANCE 属性で指定します。
表: HP I/O バンクでキャリブレーションなしのソース終端をサポートする I/O 規格 に、キャリブレーションなしのソース終端を HP I/O バンクでサポートする I/O 規格をすべて示しています。