DELAY_VALUE 属性

UltraScale アーキテクチャ SelectIO リソース ユーザー ガイド (UG571)

Document ID
UG571
Release Date
2023-08-31
Revision
1.15 日本語

DELAY_FORMAT 属性を TIME モードに設定すると、DELAY_VALUE 属性は ps 単位の時間を表します。IDELAYE3 とは異なり、ODELAYE3 にはクロック/データ アライメント遅延はありません。このため、ODELAYE3 全体の遅延の合計は、DELAY_VALUE の値となります。

TIME モードでの DELAY_VALUE は時間値を ps で表しますが、CNTVALUEIN[8:0] および/または CNTVALUEOUT[8:0] が遅延ラインに対して読み出すまたは書き込む値はタップで表されます。遅延ラインの時間を変更するには一部計算が伴い、詳細は DELAY_MODE/VAR_LOAD の段落で説明しています。DELAY_FORMAT 属性を COUNT モードに設定すると、DELAY_VALUE 属性はタップ総数を表します。

ヒント: COUNT モードで遅延ラインを使用する場合、EN_VTC ピンをディアサート (Low) する必要があります。TIME モードで遅延ラインを使用する場合、IDELAYCTRL の RDY が Low である間、EN_VTC ピンをアサート (High) する必要があります。RDY が High になった後に、必要に応じて EN_VTC ピンをディアサートできます。