ODELAYE3 プリミティブを使用して、あらゆる出力信号に遅延を与えることができます。デバイス ロジックから直接転送するか、SDR/DDR クロックを使用してシンプルなフリップフロップまたは OSERDES にレジスタ格納します。
ODELAYE3 プリミティブ ( この図 ) には 512 タップの遅延ラインがあります。(UltraScale データシート [参照 2] のタップ精度を参照)。個々のタップはキャリブレーションされません。ただし、IDELAYCTRL コンポーネントには遅延ラインをキャリブレーションするためのロジックがあります。
ODELAYE3 は、次の 2 つのモードで使用できます。
• COUNT モード
° 遅延ラインは電圧および温度補正なしのキャリブレーションされていない状態で使用されるため、IDELAYCTRL コンポーネントを使用する必要はありません。
° 遅延ラインは、タップのみをカウントし、遅延/タップをカウントする必要はありません。
° DELAY_VALUE はタップ (0 ~ 511) で表されます。
° 例: シリアル データ ストリームの遷移を探すスキャン動作は、タップで表し、ps 単位の時間に変換しません。
• TIME モード:
° IDELAYCTRL コンポーネントを使用する必要があります。
° 遅延ラインは要求された時間値でキャリブレーションされ、電圧/温度の補正によりこの値は保持されます。
° DELAY_VALUE は ps で表されます。