IOBUFDS_DIFF_OUT_DCIEN

UltraScale アーキテクチャ SelectIO リソース ユーザー ガイド (UG571)

Document ID
UG571
Release Date
2023-08-31
Revision
1.15 日本語

この図 に示す IOBUFDS_DIFF_OUT_DCIEN プリミティブは、HP I/O バンクでのみ使用可能です。このプリミティブには、相補差動出力、IBUFDISABLE ポート、および、オプションの DCI オンダイ レシーバー終端機能 (キャリブレーションなしの終端または DCI 終端) を手動で無効にする際に使用する DCITERMDISABLE ポートがあります。
詳細は、
HP I/O バンクでのみ使用可能な DCI および I/O バンクにおけるキャリブレーションなしの終端 を参照してください。このような、UltraScale アーキテクチャ特定のプリミティブ動作となるように、TM および TS をインターコネクト ロジックからの同じ入力に接続する必要があります。

図 1-37: 相補出力、入力パス ディスエーブル、およびオンダイ入力終端ディスエーブルを備えた
差動双方向バッファー (IOBUFDS_DIFF_OUT_DCIEN)

X-Ref Target - Figure 1-37

X16097-diff-bidi-buffer-w-comp-outputs-input-path-disable-and-on-die-input-term-disable-iobufds_diff_out_dcien.jpg

I/O がオンダイ レシーバー終端機能 (キャリブレーションなしの終端または DCI 終端) を使用している場合は、DCITERMDISABLE 信号が High にアサートされ、出力バッファーがトライステート状態になると常に、このプリミティブが終端の各側を無効にします。出力バッファーがトライステート状態になると (T = High)、オンダイ レシーバー終端 (キャリブレーションなしの終端または DCI 終端) は DCITERMDISABLE によって制御されます。出力バッファーがトライステート状態にならない場合は (T = Low)、入力バッファーとオンダイ レシーバー終端 (キャリブレーションなしの終端または DCI 終端) が無効になり、内部ロジックへの O 出力を強制的にロジック Low へ遷移させます。

ヒント: UltraScale アーキテクチャのこのプリミティブでは、IBUFDISABLE 機能はサポートされていません。