IOBUFDS_INTERMDISABLE

UltraScale アーキテクチャ SelectIO リソース ユーザー ガイド (UG571)

Document ID
UG571
Release Date
2023-08-31
Revision
1.15 日本語

この図 に示す IOBUFDS_INTERMDISABLE プリミティブは、HR I/O バンクでのみ使用可能です。このプリミティブには IBUFDISABLE ポートがあり、入力バッファーが使用されていない間そのバッファーを無効にするために使用します。その他、オプションでオンダイ レシーバー終端を無効にする際に使用する INTERMDISABLE があります。この機能の詳細は、 I/O バンクにおけるキャリブレーションなしの終端 を参照してください。

図 1-38: 入力バッファー ディスエーブルおよびオンダイ入力終端ディスエーブルを備えた
差動双方向バッファー (IOBUFDS_INTERMDISABLE)

X-Ref Target - Figure 1-38

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IOBUFDS_INTERMDISABLE プリミティブは、IBUFDISABLE 信号が High にアサートされ、出力バッファーがトライステート状態になると (T = High)、入力バッファーを無効にして内部ロジックへの O 出力を強制的にロジック Low へ遷移させることが可能です。このような、UltraScale アーキテクチャ特定のプリミティブ動作となるように、USE_IBUFDISABLE 属性を TRUE に設定し、IBUFDISABLE ポートを制御し、SIM_DEVICE 属性を ULTRASCALE に設定する必要があります。I/O がオンダイ レシーバー終端機能を使用している場合は、INTERMDISABLE 信号が High にアサートされ出力バッファーがトライステート状態になると常に、このプリミティブが終端の各側を無効にします。出力バッファーがトライステート状態になると (T = High)、入力バッファーとオンダイ レシーバー終端が IBUFDISABLE および INTERMFIDISABLE によってそれぞれ制御されます。出力バッファーがトライステート状態にならない場合は (T = Low)、入力バッファーとオンダイ レシーバー終端が無効になり、内部ロジックへの O 出力を強制的にロジック Low へ遷移させます。これらの機能を組み合わせて使用することで、入力がアイドル状態のときに消費電力を抑えることができます。

あまり一般的ではありませんが、DCI を動的に制御できる一方で入力を常に有効にする必要がある場合は、IBUFDISABLE ピンをフローティング状態にして、USE_IBUFDISABLE 属性を FALSE に設定することで、このプリミティブを使用できます。