BISC キャリブレーションの手順

UltraScale アーキテクチャ SelectIO リソース ユーザー ガイド (UG571)

Document ID
UG571
Release Date
2023-08-31
Revision
1.15 日本語

BISC コントローラーは、それぞれ個別に接続されたビット スライスの、TIME モードの遅延ラインを調整します。BISC は、位置 0 のビット スライスから開始し、ニブルの上方向に処理していきます。終了すると、DLY_RDY ステータス信号が High になります。

SELF_CALIBRATE 属性を設定する場合、または RIU CALIB_CTRL レジスタの CALIBRATE (bit_0) および/または CALIBRATE_EN (bit_3:10) を使用する場合、BISC コントローラーは遅延ラインの調整時に 3 つの基本的なステップを実行します。すべてのステップは、後続のセクションで説明し、 この図 に示します。

図 2-73: BISC による遅延キャリブレーション

X-Ref Target - Figure 2-73

X16790-delay-calibration-by-bisc.jpg

ビット スライス遅延ラインを COUNT モードで使用する場合、BISC のキャリブレーション サイクルは実行されますが、COUNT モードの遅延ラインのプリミティブに対するキャリブレーションおよび VT 補正は無視されます。

TIME モードでは、属性 (I、O、Q DLY_VT_TRACK) を使用するか、RIU CALIB_CNTRL レジスタのビットを使用して自動 VT トラッキングをオンまたはオフにできます。