AI エンジン タイル上のカーネル インプリメンテーションで使用されるオプションです。
- Xchess arg
-
各 AI エンジン用コードをコンパイルする CHESS コンパイラにカーネル固有オプションを渡します。オプション文字列を
<kernel>:<optionid>=<value>
として指定します。このオプション文字列は、特定のカーネルがマップされる AI エンジンの生成済みソース ファイルをコンパイルする際にインクルードされます。Xchess=main:darts.xargs=-nb
- Xelfgen arg
-
コンパイラの ELF 生成フェーズに追加のコマンド ライン オプションを渡します。現在、このフェーズでは 1 回の
make
コマンドですべての AI エンジン ELF ファイルを生成します。たとえば、並列コンパイルの数を 4 までに制限するには、
Xelfgen="-j4"
と指定します。注記: ログにbad_alloc
を含むエラーが表示された場合、または Vitis IDE がクラッシュした場合、ワークステーションのメモリ容量が十分でない可能性があります。マシンで使用可能なメモリ容量を増やす以外に可能な回避策としては、このオプションを Elf Generator Makefile (-j1 または -j2) に渡して、コード生成段階でコンパイラにより使用される並列処理を制限する方法があります。Xelfgen=-j2
- Xmapper arg
-
コンパイラのマップ フェーズに追加のコマンド ライン オプションを渡します。マップまたは配線段階でデザインが収まらない場合、またはメモリ バンクの競合を抑えて性能の改善を試みる場合に、これらのオプションを指定します。オプションのリストと説明は、マップ ツールおよびルーターのオプションを参照してください。
Xmapper=DisableFloorplanning
- Xpreproc arg
-
AI エンジン コンポーネントのすべてのソース コード コンパイル AIE/PS/PL/x86sim の PREPROCESSOR フェーズに一般オプション (例: -D...) を渡します。
Xpreproc=-D<var>=<value>
- Xpslinker arg
-
AI エンジン コンポーネントの PS LINKER フェーズに一般オプション (例: -L... -l...) を渡します。
Xpslinker=-L<libpath> -l<libname>
- Xrouter arg
-
ROUTER フェーズに一般オプションを渡します。
Xrouter=dmaFIFOsInFreeBankOnly
- Xx86sim arg
-
x86sim 固有のオプションをコンパイラに渡します。
Xx86sim=clangStaticAnalyzer
- fast-floats
-
add
、sub
、mul
、compare
などの線形浮動小数点スカラー演算の高速インプリメンテーションをイネーブルにします。使用できる値は、true または false です。デフォルトは false です。fast-floats=true
- fast-nonlinearfloats
-
sine
、cosine
、sqrt
、inv
などの非線形浮動小数点スカラー演算の高速インプリメンテーションをイネーブルにします。使用できる値は、true または false です。デフォルトは false です。fast-nonlinearfloats=true
- fastmath
-
float2fix
、fplt
、およびfpge
の高速インプリメンテーションをイネーブルにします。使用できる値は、true または false です。デフォルトは false です。fastmath=true
- float-accuracy
-
AI エンジン ML でのみ使用可能なオプションです。
bfloat16
数値型でエミュレートされた必要な浮動小数点演算精度を選択します。float-accuracy=<arg
使用可能な引数値は、次のとおりです。
-
safe
: 精度は FP32 より若干良い。 -
fast
: FP32 と同等の精度でパフォーマンス改善。 -
low
: FP16 やbfolat16
よりも精度が高く、最高のパフォーマンス。
-