AI エンジン グラフおよび PL カーネルのコンパイルとリンクは、一般にリセットと再読み込みフローに v++ を使用して実行します。ただし、パッケージ中に AI エンジン専用 XCLBIN ファイルおよび PL 専用 XCLBIN ファイルを生成する必要があります。XCLBIN の入力の定義は、次のとおりです。
- AI 専用 XCLBIN: AI エンジン、AI エンジン PDI、および PL メタデータが含まれます。これにより、XRT は AI エンジン アレイをリセットおよび再読み込みできます。
- PL 専用 XCLBIN: PL メタデータのみが含まれます。これにより、XRT は PL 情報を再読み込みできます。
AI エンジン専用 XCLBIN の生成
- 次の制約をコンフィギュレーション ファイル (
package_aie_only.cfg) に追加します。[advanced] param=package.generateAiePdi=1 param=package.idCode=0x14ca8093 param=package.extIdCode=0x01 - 次のように、コンフィギュレーション ファイルを入力として使用する v++ パッケージャーで実行します。
v++ -p -t hw -f ${PLATFORM} \ --config package_aie_only.cfg \ --package.defer_aie_run \ --package.rootfs ${ROOTFS} \ --output aie_only.xclbin \ libadf.a <HW xsa by v++ linker>
PL 専用 XCLBIN の生成
- 次の制約をコンフィギュレーション ファイル (
package_pl_only.cfg) に追加します。[advanced] param=package.generateFlatPlVersalXclbin=1 - 次のように、コンフィギュレーション ファイルを入力として使用する v++ パッケージャーで実行します。
v++ -p -t hw -f ${PLATFORM} \ --config package_pl_only.cfg \ --output pl_only.xclbin \ <HW xsa by v++ linker>