エリア グループ制約を定義する際にのみ、オブジェクトの配置が考慮される場合があります。これにより、すべての接続を形成できず、配線が残される可能性があります。次の図に、接続を形成する配線が可能な異なるエリア グループ制約を示します。これら 3 つの例では、配線を完了するのに配線が定義されたエリアの外に出る必要はありません。
図 1. 定義されたエリア グループ内の配線
次に、配線およびエリア グループ制約でよく見られる 2 つのエラーを示します。左側の図は、オブジェクトにエリア グループがない例を示しています。右側の図は、2 つのオブジェクトが異なるエリア グループに含まれており、これらのグループは隣接していません。この場合、エリア グループ制約に違反せずにネットを配線する方法がなく、配線で有効なソリューションを見つけることができないので、エラーとなります。
図 2. 配線エラー