I/O の表には、ADF グラフへの PLIO 接続に関する詳細情報が示されます。たとえば次の図では、グラフに 2 つの PLIO オブジェクトが関連付けられています。PLIO 接続の名前、PLIO データ接続の幅、および PLIO 接続に関連付けられているシミュレーション テストベンチ ファイルは、次のとおりです。
input_plio in = input_plio::create("DataIn1", plio_32_bits,"data/input.txt");
output_plio out = output_plio::create("DataOut1", plio_32_bits,"data/output.txt");
シミュレーション テストベンチ ファイルは CSV ファイル形式にも対応しており、次の例に示すように指定できます。
input_plio in = input_plio::create("DataIn1", plio_32_bits,"data/input.csv");
output_plio out = output_plio::create("DataOut1", plio_32_bits,"data/output.csv");
注記: CSV フォーマットの詳細は、CSV ファイル形式 を参照してください。
図 1. I/O の表
[Column] | 説明 |
---|---|
Name | PLIO 接続のポート名と、入力/出力の別を示します。 |
Data Width | コンストラクターで定義されている PLIO 接続のデータ幅。有効な幅は、32 ビット、64 ビット、または 128 ビットです。64 ビットを使用することで、プログラマブル ロジックのデータ幅コンバーターの推論を回避できます。 |
Frequency (MHz) | PLIO コンストラクターで定義 (オプション) された PLIO 接続の周波数 (MHz) を示します。デフォルトは、デバイス スピード グレード AI エンジンの周波数の 4 分の 1 です。 |
Buffers | PLIO 接続に使用されているバッファーの数を示します。PLIO ポートが AI エンジン カーネルの I/O バッファー ポートに接続されている場合、2 つのバッファーが使用され、ピンポン バッファーであることが示されます。PLIO ポートから AI エンジン カーネルのストリーム ポートへの接続には、バッファーは使用されません。 |
Connected Ports | PLIO が接続されているポートの数を示します。この PLIO データは、AI エンジンの複数のデスティネーションにマルチキャストできます。詳細は 『AI エンジン カーネルおよびグラフ プログラミング ガイド』 (UG1079) のマップマルチキャスト サポートを参照してください。 |
Column |
aiecompiler で割り当てられる PLIO により使用されるインターフェイス列です。有効な値は、0 ~ 49 です。 |
Channel ID | PLIO で使用されるインターフェイス列内のチャネルを示します。 |
Packet IDs | パケット スイッチング機能により、データのパケットを複数のデスティネーションに送信できます。これらのデータ パケットは、PL と AI エンジン の間で送信できます。この列には、パケット スイッチングが使用されている場合に使用されるパケットの ID が表示されます。詳細は 『AI エンジン カーネルおよびグラフ プログラミング ガイド』 (UG1079) の 明示的なパケット スイッチングを参照してください。 |