hw ターゲットを使用して AI エンジン のソース コードをコンパイルした後、Vitis IDE で生成されたマイクロコードを確認できます。マイクロコードは、<component>/build/<target>/Work/aie/<tile>/Release ディレクトリにあります。マイクロコードは頻繁にチェックする必要があり、生成されたファイルはビルド階層の深いところにあります。ツールを使用すると、マイクロコードにすばやくアクセスできます。
Component Explorer ビューでコンポーネントを右クリックし、Microcode コマンドを選択して、AI エンジン マイクロコードを開いてください。これにより、Microcode コア セレクターが表示され、特定の AI エンジン タイルで実行されるようにスケジュールされたマイクロコードを選択できます。
図 1. マイクロコードを表示するコアの選択
Microcode ビューには、次の機能があります。
- 上部のフィルター バーで、[Function]、[Loop Nesting]、[User Defined]、[Other] をオン/オフにして、命令ラインをフィルターできます。
- 行番号の横に青い点がある行をクリックして、命令とカーネル ソース コード間をクロスプローブできます。
- カーネル コードの特定の行にかかるサイクル数を調べ、最適化が可能な箇所を判断できます。
- 右側に表示されるグローバル ビューを使用して、マイクロコードをすばやくナビゲートできます。
- 右クリック メニューで追加コマンドにアクセスできます。
図 2. マイクロコード ビュー
