- --evaluate-fifo-depth
-
このオプションは AI エンジンでのみ使用可能で、再変換データパスを解析します。データは複数のパスで送信されることがあり、それらが再収束することでデッドロックが発生することがあります。このようなデッドロックは、適切なデータパスに FIFO を追加することで解決できます。
データパスの再変換の結果生じるデッドロックを評価し、解決する手順は、次のとおりです。
- このオプションを使用してデザインをコンパイルします。
- デザインで
aiesimulator
を実行します。 -
Vitis 統合 IDE でシミュレーションの
run_summary
を開きます。 - Estimated FIFO 列に注目してください。
- グラフの指定したネットで
fifo_depth
制約を使用して Estimated FIFO 列から推奨 FIFO 数を指定し、デザインをリコンパイルします。
- disable-multirate
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ADF グラフでマルチレートをディスエーブルにします。使用できる値は、true または false です。デフォルトは false です。
disable-multirate=true
- no-init
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AI エンジン データ メモリのウィンドウ バッファーの初期化を無効にします。このオプションを指定すると、SystemC-RTL 協調シミュレーション フレームワークへのバイナリ イメージの読み込みが高速になります。使用できる値は、true または false です。デフォルトは false です。
no-init=true
- nodot-graph
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AI エンジン コンパイラは、デフォルトで、ユーザーが指定したグラフとその AI エンジンへのパーティションを視覚化するための .dot および .png ファイルを生成します。このオプションを指定すると、.dot ファイルが出力されなくなります。使用できる値は、true または false です。デフォルトは false です。
nodot-graph=true