AI エンジン コンフィギュレーション ファイルの定義 - 2023.2 日本語

AI エンジン ツールおよびフロー ユーザー ガイド (UG1076)

Document ID
UG1076
Release Date
2023-12-04
Version
2023.2 日本語

AI エンジン コンポーネント コンフィギュレーション ファイルには、コンポーネントのコンパイルおよびおよびシミュレーションに使用される情報が含まれます。ファイルにアクセスするには、AI エンジン コンポーネントの vitis-comp.json タブの Config File: ハイパーリンクをクリックします。これにより、次の図のように中央のエディター ウィンドウに Config File Editor が開きます。

図 1. AI エンジン コンフィギュレーション ファイル

AI エンジン コンポーネントの場合、コンフィギュレーション ファイルには次のセクションが含まれます。

  • AI エンジン : グラフ デザインのコンパイラ指示子。
  • CDO: コンフィギュレーション データ オブジェクト (CDO) 形式のグラフ コンフィギュレーションと初期化のオプション。
  • Compiler Debugging: コンパイル プロセスの解析やデバッグに役立つログ レベルやコンパイル オプション。
  • File: コンポーネントのビルドと実行に必要なソース ファイルおよびインクルード ファイル。
  • Module-Specific: デザイン内の各カーネル特有のコンパイル オプション。
  • Tracing: デザインを実行するときに使用するイベント トレース制御。イベント トレースの中にはデザイン内にリソースが必要なものがあり、デザインのパフォーマンスに影響する可能性があることに注意してください。
  • Optimizations: カーネル最適化のレベル。イネーブルになった最適化の値を指定します。
  • Miscellaneous: 追加機能のオプションのコレクション。
ヒント: コンフィギュレーション ファイルの各オプションは、使いやすいように Vitis IDE で簡単に説明されています。v++ --mode aie コマンド ライン オプションもあります。オプションの詳細は、v++ モードの AI エンジン を参照してください。

Config File Editor の上部にある検索バーを使用すると、キーワードやフレーズを使ってすばやくオプションを検索できます。

Config File Editor には、コンフィギュレーション ファイルのオプションをフォーム ベースで表示する機能と、コンフィギュレーション ファイルを直接編集できるテキスト ベースのエディターがあります。これらは、エディター ウィンドウの上部にあるコンフィギュレーション ファイル ボタン () を使って切り替えることができます。

時折テキスト ベースのエディター表示を選択して、コンフィギュレーション ファイルの現在の内容を確認することをお勧めします。また、必要に応じてコンフィギュレーション コマンドをすばやく編集または追加できます。

ヒント: コンフィギュレーション ファイルを変更したら、File > Save コマンド、または Ctrl-S を使用して変更内容を保存してください。ただし、File > Auto Save コマンドを使用して、作業を自動的に保存させることもできます。