トレース データを表示および解析するには、Vitis IDE を使用する必要があります。XRT または XSDB を使用してトレース データを収集すると、Vitis IDE でイベント トレース ビューを開くために必要なデータがすべて揃います。
図 1. イベント トレース
実行サマリ ファイルを開いて、イベント トレース データを表示します。次に、XSDB フローの例を示します。
vitis -a ./aie_trace_profile.run_summary
次に、XRT フローの例を示します。
vitis -a ./xrt.run_summary
制限
- リソースに制限があるため、オーバーランはイベント トレースから確認できます。オーバーランの問題を最小限に抑えるためのトレース ストリーム数の設定については、複数のイベント トレース ストリームを使用 を参照してください。
- イベント トレース情報の詳細を表示するには、コンパイルで
--xlopt=0
オプションを指定する必要があります。このオプションを指定しない場合、デフォルト設定である--xlopt=1
が使用され、関数がインライン展開され、デバッグ機能が制限される可能性があります。 - XRT フローを正しく完了させるため、ホスト コードで
graph.end()
を呼び出す必要があります。