Vitis IDE を使用したトレース データの表示および解析 - 2023.2 日本語

AI エンジン ツールおよびフロー ユーザー ガイド (UG1076)

Document ID
UG1076
Release Date
2023-12-04
Version
2023.2 日本語

トレース データを表示および解析するには、Vitis IDE を使用する必要があります。XRT または XSDB を使用してトレース データを収集すると、Vitis IDE でイベント トレース ビューを開くために必要なデータがすべて揃います。

図 1. イベント トレース

実行サマリ ファイルを開いて、イベント トレース データを表示します。次に、XSDB フローの例を示します。

vitis -a ./aie_trace_profile.run_summary

次に、XRT フローの例を示します。

vitis -a ./xrt.run_summary

制限

  • リソースに制限があるため、オーバーランはイベント トレースから確認できます。オーバーランの問題を最小限に抑えるためのトレース ストリーム数の設定については、複数のイベント トレース ストリームを使用 を参照してください。
  • イベント トレース情報の詳細を表示するには、コンパイルで --xlopt=0 オプションを指定する必要があります。このオプションを指定しない場合、デフォルト設定である --xlopt=1 が使用され、関数がインライン展開され、デバッグ機能が制限される可能性があります。
  • XRT フローを正しく完了させるため、ホスト コードで graph.end() を呼び出す必要があります。