Vitis 統合設計環境
AMD Vitis™ 統合設計環境 (IDE) は、AI エンジン アレイを持つ AMD Versal™ デバイスを含む AMD デバイスのターゲット システム プログラムに使用できます。このツールには、次の機能があります。
- 最適化された C/C++ コンパイラ: カーネルおよびグラフ コードをコンパイルし、必要な接続、配置、チェックを実行して、デバイス上で適切に機能するようにします。
- サイクル近似シミュレータ: アクセラレーション関数のシミュレータおよびプロファイリング ツールです。
- デバッグ環境: シミュレーション環境およびハードウェア環境の両方で使用できます。
新しい Vitis 統合デザイン環境
この新しい IDE (Vitis 統合デザイン環境) は、スタンドアロンの従来 Vitis アナライザーに代わるものです。この IDE を使用を使用して、コンパイルとシミュレーションのレポートの表示、AI エンジン コンパイラで生成された出力ファイルの解析を実行します。さらに、システム アプリケーション レポートの表示および解析にも使用できます。このデザイン環境とこれを使用してコンポーネントを作成する方法の詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォーム資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393) の Vitis 統合 IDE の概要を参照してください。
vitis_analyzer
--classic コマンドを使用して起動できます。Vitis コマンド ライン ツール
ビルド、シミュレーション、出力ファイルおよびレポートの生成を実行するコマンド ライン ツールがあります。IDE で生成されるコマンド ライン出力は保存され、カスタマー ビルド環境に統合するために使用できます。Vitis 統合 IDE は、コマンド ライン ツールで生成された出力ファイルおよびレポートを表示して解析するためにも使用できます。
新しい Vitis 統合コマンド ライン インターフェイス
新しい Vitis 統合コマンド ライン インターフェイスの詳細は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォーム資料: アプリケーション アクセラレーション開発』 (UG1393) を参照してください。
Vitis Model Composer
- AI エンジン カーネル、グラフ、HLS カーネル ベースのブロックを、高速協調シミュレーション用に 1 つの Simulink® デザインにインポートします。
- Vitis ライブラリの有限インパルス応答 (FIR) フィルターおよび FFT フィルターなどの最適化された AI エンジン関数を、Simulink Library Browser からデザインにドラッグ アンド ドロップできます。
- MATLAB または Simulink で生成されたスティミュラスを使用してデザインを検証し、結果を可視化して、ゴールデン基準と比較します。グラフ コードおよびテスト ベクターを生成します。
- インポートしたコードとブロック ライブラリ コードを統合し、ダウンストリーム ツールに供給します。