Vitis IDE では、マルチカーネル デバッグおよびマルチドメイン (PS および AI エンジン) デバッグがサポートされています。アプリケーションによっては、デバッグするカーネルが何百個もあるものもあります。1 つのドメイン内の各コアおよびすべてのコアを詳細に制御できることが重要です。
Vitis IDE からコアの 1 つを選択して Continue コマンドをクリックすると、選択したコアのデバッグ実行のみが再開されます。AI エンジン ドメイン内のすべてのコアの 1 レベル上を選択して Continue コマンドをクリックすると、すべての AI エンジン コアの実行が再開されます。グラフに含まれるカーネルすべての実行の再開は、ストールを回避するために各カーネルで使用できるデータ、各カーネルのブレークポイントの設定など、さまざまな条件によって異なります。デバッグしないカーネルが自由に実行されるようにすることも必要です。
図 1. [Disassembly] ビュー
注記:
main()
関数は、AI エンジン コンパイラにより、カーネル インプリメンテーションをラップする各コアに対して自動的に作成されます。Debug ビューには、挿入された部分を含む完全なソース コードが表示されます。