重要: デバッグには、
-g
オプションを使用してホストおよびカーネル コードの両方をコンパイルする必要があります。GNU デバッグ (GDB) では、ブレークポイントを追加したり、変数を確認したりして、カーネルまたはホスト コードをデバッグできます。このソフトウェア デバッグ フローを使用すると、設計、コンパイル、デバッグをすばやく実行して、アプリケーションの機能を検証できます。Vitis デバッガーには、ホスト プログラムからザイリンクス ランタイム (XRT) ライブラリの内容を確認するための拡張機能が含まれます。これらの拡張機能を使用して、ホストとカーネル間のプロトコル同期化問題をデバッグできます。
Vitis コア開発キットでは、すべてのフローで GDB ホスト プログラムのデバッグがサポートされますが、カーネルのデバッグは、ソフトウェア エミュレーション モードでのみサポートされます。コンパイルおよびリンクを実行する際、-g
オプションを使用してホストおよびカーネル コードでデバッグ機能を有効にする必要があります。
このセクションでは、GDB を使用してホストおよびカーネル デバッグを実行する方法を説明します。このフローはソフトウェア開発者には慣れたフローであるはずなので、このセクションでは、XRT ライブラリのホスト コード デバッグの拡張機能と、カーネル デバッグの要件について説明します。