Python トラフィック ジェネレーターの記述 - 2023.2 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2023-12-13
Version
2023.2 日本語

はじめに

外部トラフィック ジェネレーター プロセスをアプリケーションのシミュレーション中に含めると、I/O トラフィック ジェネレーターでデータ トラフィックをダイナミックに生成したり、エミュレーション プロセスから出力データを取り込んだりできます。AMD の提供する Python ライブラリを使用すると、次のセクションで説明するように、トラフィック ジェネレーター コードを作成できます。

API を含む Python ライブラリは、インスタンシエーションされたトラフィック ジェネレーター オブジェクト上でユーザー データを送信および受信する API に分かれています。また、トランザクションをより詳細に制御する必要がある場合は、パケット レベルの粒度を指定する高度な API もあります。この API では、トラフィック ジェネレーターとシミュレーション プロセスがシームレスに相互作用するように、TLASTTKEEPTSRB などのパケット レベルの詳細の管理にあまり注意を払わずに、データの送受信を制御できるようになっています。これは、sim_IPC インフラストラクチャで自動的に管理されます。また、アプリケーションは複数の I/O インターフェイスと通信できます。I/O ユーティリティの各インスタンスを個別のプロセス/スレッドに含める必要はありません。アプリケーションがそれを必要とするなら、データを送信するノンブロッキング API を検討してみてください。

Python API は次のように分類されます。