新しい Vitis 統合 IDE では、さまざまな方法でプラットフォーム コンポーネントを作成できます。次の手順は、推奨される方法を示しています。次の手順で説明するビューとページの詳細は、Vitis Unified IDE の使用 を参照してください。
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Vitis IDE を開いた状態で、[File] メニューのオプションから をクリックします。ヒント: また、Welcome ページや Explorer ビューの右クリック メニューから、Create Platform Component コマンドを選択することもできます。
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Create Platform Component ウィザードの Name and Location ページが開きます。
- Component name と Component location を入力し、 Next をクリックします。
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Create Platform Component ウィザードの Select XSA ページが開きます。
図 1. プラットフォーム コンポーネントの作成 - XSA
- プラットフォーム コンポーネントの XSA ファイルは、$XILINX_VITIS/base_platforms にある Vitis ツールで使用可能なベース プラットフォームから指定するか、Browse を選択して、$PLATFORM_REPO_PATHS または既存のシステム デザインから XSA を検索できます。Next をクリックして Select Operating System and
Processor に進みます。 注記: 選択した XSA が固定ハードウェア プラットフォームである場合、この Vitis プラットフォームがエンベデッド デザイン専用に作成されます。エクステンシブル ハードウェア プラットフォームを選択した場合、この Vitis プラットフォームは、エンベデッド デザインだけでなく、アクセラレーション アプリケーションにも使用できます。
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XSA を選択した後、ツールが XSA を読み込んで、使用可能なプロセッサと OS ドメインを特定します。Create Platform Component ウィザードの Select Operating System and Processor ページから、プラットフォームの使用する OS とプロセッサを選択できます。
図 2. プラットフォーム コンポーネントの作成 - OS とプロセッサ
- Operating system、およびプラットフォームの Processor を指定し、Next をクリックして Summary ページに進みます。
- Summary ページには、前のページで選択された内容が反映されます。サマリを確認し、Finish をクリックしてプラットフォーム コンポーネントを作成するか、Back をクリックして前のページに戻り、選択した内容を変更します。
プラットフォーム コンポーネントが作成されると、次の Linux プラットフォームに示すように、コンポーネントの vitis-comp.json ファイルが中央のエディター ウィンドウで開かれます。
プラットフォームに選択した OS や、場合によっては選択したプロセッサによって、vitis-comp.json プラットフォームの内容は異なることがあります。
- Linux オペレーティング システムの場合: 上記のように、Bif file、Boot Component Directory、SD Card Directory、Qemu data を指定する必要があります。 Qemu Args ファイルは、ツールによって自動入力されます。
- スタンドアロン (ベアメタル) OS の場合: 特別な操作は必要ありません。
- FreeRTOS の場合: 特別な操作は必要ありません。
設定後、Flow Navigator でプラットフォーム コンポーネントを選択し、Build コマンドをクリックしてビルドします。コンパイルが終了したら、Component Explorer のプラットフォーム コンポーネントの Output フォルダーにプラットフォームとその関連ソフトウェアおよびハードウェア コンポーネントが生成されます。