ベアメタル システムの作成 の手順に従ってベアメタルシステム プロジェクトをビルドしたら、次の手順に従って、Hardware ビルド ターゲットのベアメタル PS アプリケーションを AI エンジン グラフと共にデバッグする必要があります。
このプロセスは、PS アプリケーションがシステム プロジェクトの一部としてビルドされる Linux ベースのシステム プロジェクトのデバッグよりも少し複雑です。ここでは、PS アプリケーションは独立したアプリケーション コンポーネントとしてビルドされ、デバッグ用の起動コンフィギュレーションに手動で含める必要があります。次にこの手順の詳細を示します。
- 最上位システム プロジェクトを右クリックし、 をクリックします。
ツールを設定する Debug Configurations ダイアログ ボックスが開きます。
重要: ハードウェア ビルドでは、最上位システム プロジェクト用と PS アプリケーション用の 2 つのデバッグ コンフィギュレーションを作成する必要があります。 -
Debug
Configurations ダイアログ ボックスで New Launch Configuration (
) をクリックし、Debug Configurations ダイアログ ボックスを表示ます。 
Debug Configurations ダイアログ ボックスには、次のフィールドがあります。
- Project: AI エンジン グラフ アプリケーション、PL カーネル、および HW-Link プロジェクトを含む最上位システム プロジェクトの名前を示します。
- Hardware Server: ボードへのローカル接続を指定します。これは、リモートで接続されているボードに設定できます。
- Linux TCF Agent: ベアメタル システムでは淡色表示になっています。
- Stop At Main および Stop At Program Entry: これらのオプションをイネーブルにすると、デバッグを開始する前にアプリケーションが実行されるのを防ぐことができます。
- Apply をクリックして変更を保存して適用し、Close をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
-
HARDWARE ヘディングの Flow Navigator から Debug をクリックします。ヒント: まだ作成していない場合、2 つの起動コンフィギュレーションを作成するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。1 つは最上位システム プロジェクト用で、もう 1 つは PS アプリケーション用です。
[Debug] ビュー IDE で Debug ビューが開き、PS アプリケーションと該当するコアで実行される AI エンジン グラフに接続されます。すべての ELF ファイルに対して、アプリケーションは
main()関数で自動的に停止します。
この後、エミュレーション環境でステップイン、ステップオーバー、変数表示、ブレークポイントの追加などのすべてのデバッグ操作を実行できます。詳細は、デバッグ環境の使用 を参照してください。