Vitis 統合 IDE は、データセンター アクセラレータ カードとエンベデッド プロセッサの両方のプラットフォームのソフトウェア エミュレーションに x86 シミュレーションを使用します。エンベデッド システムの場合、x86 プロセッサでのシミュレーションは、「PS on X86 メソッド」と呼ばれます (x86 での PS 用エンベデッド アプリケーションのコンパイル を参照)。これには、システムのすべての要素が x86 ターゲット用にコンパイルされる必要があります。
つまり、
『AI エンジン ツールおよびフロー ユーザー ガイド』 (UG1076) の AI エンジン グラフ アプリケーションのシミュレーションで説明するように、v++ --link
コマンド ラインに含まれる libadf.a ファイルは、x86sim ターゲット用にコンパイルする必要があります。
HLS コンポーネントの C 合成では、ハードウェア エミュレーションおよびハードウェア デザイン フロー用の Vitis カーネル (.xo
) ファイルが作成されるので、Vitis IDE では v++ -c -k
コマンドを使用して、ソフトウェア エミュレーションで各 HLS コンポーネントを別々にコンパイルする必要があります (ソフトウェア エミュレーションのための PL カーネルのコンパイル を参照)。HLS コンポーネントのこの余分なコンパイル手順は、ソフトウェア エミュレーション ビルドにのみ必要です。