AI エンジン オプション - 2023.2 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2023-12-13
Version
2023.2 日本語

次のオプションは、AI エンジン コンパイル プロセスに適用されます。

constraints

ロケーションや境界ボックスなどの制約は、JSON ファイルを使用して指定できます。このオプションで、1 つまたは複数の制約ファイルを指定します。

constraints=constraints.json
heapsize

各 AI エンジンが使用するヒープ サイズをバイト数で指定します。

スタック、ヒープ、および同期バッファー (32 バイト、グラフ実行回数の情報を含む) には、32768 バイトまでのデータ メモリが割り当てられます。デフォルトのヒープ サイズは 1024 バイトです。ヒープ サイズを異なる値に変更する前に、スタック、ヒープ、および同期バッファー サイズの合計が 32768 バイトを超えていないことを確認してください。

ユーザー グラフで明示的に接続されていない、残りのファイル スコープ データを割り当てるために使用します。

heapsize=512
log-level

verbose ログのログ レベルを指定します。verbose と併用した場合のみ使用できます。指定できる範囲は 0 ~ 5 で、数字が大きくなるにつれて、ログ ファイルに記載される内容も増えていきます。

  • 0 は、quiet オプションと同じ
  • 1 は、コンパイラのデフォルトのログ
  • 2 は、verbose で指定されたデフォルトのログ
  • 3 ~ 5 は、verbose と併用するとログの詳細が増える
log-level=4
pl-freq

すべての PL カーネルおよび PLIO の周波数 (単位: MHz) を指定します。デフォルトの周波数は、特定デバイスのスピード グレードによって AI エンジン周波数の 1/4 で、最大周波数は AI エンジンの周波数の 1/2 です。各インターフェイス固有の PL 周波数は、グラフ内で指定します。

 pl-freq=500
pl-register-threshold

レジスタを介する AI エンジン-PL インターフェイスの周波数 (MHz) しきい値を指定します。デフォルトの周波数は、AI エンジンの周波数 (デバイスのスピード グレードによる) の 1/8 です。

 pl-register-threshold=300
重要: AI エンジン アレイの周波数の 1/4 よりも大きい値を指定した場合は無視され、1/4 の値が適用されます。
stacksize

AI エンジン タイルで使用されるスタック サイズをバイト数で指定します。デフォルトのスタック サイズは 1024 バイトです。スタック割り当て済みのローカル変数およびレジスタあふれを含む標準コンパイラ呼び出し規約として使用します。

ヒント: スタック、ヒープ、同期バッファー (32 バイト) は、32768 バイトのデータ メモリまで割り当てられます。スタック サイズを異なる値に変更する前に、スタック、ヒープ、同期バッファーのサイズの合計が 32768 バイトを超えないようにしてください。
stacksize=512