データは、アクセス ウィンドウまたはストリーム インターフェイスを介して AI エンジン カーネルに入出力されます。デバッグ中、カーネルを通過するデータを表示する必要があることがあります。データ ウィンドウの場合は、バッファー ポート インターフェイスからのデータの表示 に説明されているように、Vitis IDE デバッグ環境でデータにアクセスして表示できます。ストリーム インターフェイス接続の場合は、コードに printf()
文を追加して、カーネルを通過するデータを監視できるようにすることをお勧めします。
printf()
文を追加すると、コンパイラ最適化が実行されなくなり、生成されるカーネル実行プログラムが大きくなって AI エンジン プロセッサで使用可能なメモリに収まらなくなる可能性があります。カーネル コードに printf()
文を追加する場合は、次の図に示すように、Debug の起動コンフィギュレーションで Enable Profile を選択する必要があります。プロファイリングを有効にするコアを選択することもできます。デフォルトでは、すべてのコアが選択されています。
カーネル コードに printf()
文を追加する場合は、Vitis IDE の Run Configurations または Debug Configurations ダイアログ ボックスで --profile
オプションを追加する必要があります。次の図に示すように、[Debug Configurations] ダイアログ ボックスの Arguments タブで、既に設定されているオプションに --profile
を追加します。
ソース コードに printf()
文を追加すると、カーネルで処理されるストリーミング データの出力が表示されます。次の図に、コンソール ウィンドウに表示される出力の例を示します。これにより、ストリーミング インターフェイスを介するデータフローを表示してデバッグできます。