ハードウェア プラットフォームは、大きく「固定ハードウェア プラットフォーム」と「拡張ハードウェア プラットフォーム」の 2 つに分けられます。次のプロセスでは、両方のタイプのハードウェア プラットフォームを作成する方法について説明します。
固定ハードウェア プラットフォームの作成
AMD ハードウェア デザインは、Vivado Design Suite で作成し、独自のサポート アーカイブ (XSA) ファイル形式でエクスポートできます。このファイルは、Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの要素として使用したり、Vitis ツールに直接読み込んで、コンポーネントやプロジェクトで使用します。
固定 XSA デザインを作成するための一般的な手順は、次のとおりです。
- Vivado プロジェクトを作成します。
- ブロック デザインを作成します。
- イメージまたはビットストリームを生成します。
- をクリックして、ハードウェアをエクスポートします。
Vivado Design Suite でエンベデッド デザインを作成して XSA ファイルを生成する方法については、次のエンベデッド デザイン チュートリアルを参照してください。
- 『エンベデッド デザイン チュートリアル: Versal アダプティブ コンピューティング アクセラレーション プラットフォーム』 (UG1305)
- Zynq UltraScale+ MPSoC: エンベデッド デザイン チュートリアル (UG1209)
- Zynq 7000 SoC: エンベデッド デザイン チュートリアル (UG1165)
また、固定 XSA は、ハードウェア リンク プロセスで、拡張可能なプラットフォーム ベースのシステム プロジェクトからエクスポートすることもできます。システム プロジェクトの hw_link/system.cfg ファイルで、次の図に示すように、Export hardware (XSA) オプションを選択します。ハードウェア リンク プロセスでは、v++ --link
コマンドを実行すると、固定 XSA ファイルが生成されます。詳細は、HW_Link システム コンフィギュレーションの定義 を参照してください。
拡張ハードウェア プラットフォームの作成
拡張ハードウェア プラットフォームを作成するには、次の 3 つの方法があります。
- 拡張ハードウェア プラットフォームを最初から作成します。
- 固定ハードウェア プラットフォームを基に、必要なハードウェア インターフェイスを追加し、拡張 XSA ファイルをエクスポートします。
- CED のデザイン例を活用して、ハードウェア プラットフォームを作成し、拡張 XSA ファイルをエクスポートします。
この部分については、ハードウェア プラットフォームの作成の「拡張可能なプラットフォームの作成」を参照してください。