syn.vivado コマンドは、リソース使用率とタイミング見積もりを導き出すために使用される Vivado 合成 run とインプリメンテーションの run を設定します。これらの設定は、通常 HLS コンポーネント用に作成された RTL には影響しませんが、見積もりに使用するサンプル ハードウェア デザインには影響する可能性があります。
- vivado.clock
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Vivado のアウト オブ コンテキスト run で使用された HLS クロック制約をオーバーライドして、タイミング解析の判定に使用します。出力される IP ファイルや XO ファイルには影響しません。
vivado.clock=37 - vivado.flow
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Vivado フローを合成のみ (
syn)、またはインプリメンテーション (impl) のために実行します。合成を実行すると、インプリメンテーションを実行するよりも速くなりますが、インプリメンテーションを実行したときほどの詳細は含まれません。デフォルトはimplです。vivado.flow=synヒント: これは、ターゲットを Vitis カーネル フローまたは Vivado IP フローのいずれかに定義するflow_targetオプションとは異なります。 - vivado.impl_strategy
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Vivado 合成またはインプリメンテーション ストラテジを指定します。ストラテジ名は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: インプリメンテーション』 (UG904)の「インプリメンテーション ストラテジの定義」を参照してください。これは、リソース使用率やタイミング解析に使用され、出力ファイルに影響を与えることはありません。
vivado.impl_strategy=Performance_Explore - vivado.max_timing_paths
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Vivado 合成またはインプリメンテーションでタイミングが満たされない場合にレポートするタイミング パスの最大数を指定します。
vivado.max_timing_paths=12 - vivado.optimization_level
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Vivado 最適化レベル、その他の
vivado_*オプションを設定します。これは、IP/XO 出力には適用されません。選択肢は、0、1、2、3 です。これはレポート目的でのみ適用され、エクスポートされた IP には適用されません。デフォルト値は 0 です。vivado.optimization_level=2 - vivado.pblock
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レポート目的にインプリメンテーション中に使用する Pblock 範囲を指定します。
vivado.pblock={SLICE_X8Y105:SLICE_X23Y149} - vivado.phys_opt
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指定したインプリメンテーション段階で Vivado 物理最適化を実行します。選択肢は、最適化なし (
none)、配置最適化 (place)、配線最適化 (route)、または配置配線の両方 (all) です。このオプションは、リソースとタイミングの見積もりを生成するために使用されるインプリメンテーション run にのみ適用されます。vivado.phys_opt=route - vivado.report_level
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Vivado 合成とインプリメンテーション run のレポート レベルを指定します。有効な値とそれにより生成されるレポートは、次のとおりです。
- 0: 合成後の使用率。インプリメンテーション後の使用率およびタイミング 。
- 1: 合成後の使用率、タイミング、および解析。インプリメンテーション後の使用率、タイミング、および解析。
- 2: 合成後の使用率、タイミング、解析、およびフェイル ファースト。インプリメンテーション後の使用率、タイミング、およびフェイルファースト。これがデフォルト設定です。
vivado.report_level=1 - vivado.rtl
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Vivado フローで選択する RTL 言語 (
verilog/vhdl) を指定します。vivado.rtl=vhdl - vivado.synth_design_args
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Vivado
synth_designコマンドの引数を指定します。使用可能なsynth_design引数は、 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。vivado.synth_design_args=arg1 arg2 - vivado.synth_strategy
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リソースとタイミングの見積もりに使用するサンプル デザインを生成する際に使用する Vivado 合成ストラテジを指定します。特定の合成ストラテジは、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 合成』 (UG901) を参照してください。
vivado.synth_strategy=Synthesis_Defaults