v++ モードの AI エンジン - 2023.2 日本語

AI エンジン コンパイル モードでは、AI エンジン グラフ アプリケーション (libadf.a) の開発、最適化、解析、エクスポートができます。AI エンジン コンパイラ モードでは、次のコマンドを使用できます。

v++ -c --mode aie --target hw --platform xilinx_vck190_base_202320_1 \
--work_dir ./myWork --config ./config.cfg <Input File>

• v++ -c --mode aie --target hw: HW ターゲットの AI エンジン コンポーネントをコンパイルし、AI エンジン シミュレーションで使用し、物理デバイス上で実行する libadf.a ファイルを生成します。また、ターゲットに x86sim を指定すると、x86 論理シミュレータ用のコンポーネントをビルドすることもできます。出力ディレクトリの内容は、ターゲットによって異なります。

• --platform xilinx_vck190_base_202320_1: コンポーネントをビルドするプラットフォームまたは物理デバイスを指定します。
• --work_dir ./myWork: AI エンジン コンポーネントのビルドに使用する作業ディレクトリを指定します。
  ヒント: デフォルトでは、コンパイラはすべての出力を、ツールを起動した現在のディレクトリの下位にある Work というディレクトリに書き込み、現在のディレクトリに libadf.a というファイルを作成します。
• --config ./config.cfg: AI エンジン コンポーネントの解析およびプロファイリング ツールの一部である AI エンジン コンパイラ、x86 シミュレータ、AI エンジン シミュレータで使用可能なさまざまなオプションを含む AI エンジン コンポーネント コンフィギュレーション ファイルを指定します。
• <Input File>: AI エンジングラフの main() アプリケーションを定義したデータフロー グラフのコードを指定します。入力フロー グラフは、データフロー グラフ言語を使用して指定します。データフロー グラフの説明は、 『AI エンジン カーネルおよびグラフ プログラミング ガイド』 (UG1076) のグラフ プログラミングの概要を参照してください。

次のセクションでは、v++ -c --mode aie コマンド オプションについて説明します。AI エンジン のオプションは、 [AIE] ヘディングの下のコンフィギュレーション ファイルに追加する必要があります。