[Report Exception] コマンドでは、STA エンジンでタイミング例外のリストがエクスポートできます。Vivado タイミング エンジンでは、メモリとランタイムを削減するために内部でタイミング例外が統合されます。統合されたタイミング例外の数がデザインで指定されたタイミング例外の数と異なる場合は、タイミング例外が最適に定義されていない可能性があります。統合されたタイミング例外は report_exceptions -write_merged_exceptions
でレポートされます。
注記: タイミング制約の
set_clock_group
および set_bus_skew
はエクスポートされません。注記: 無効な始点および終点は、統合されたタイミング例外がエクスポートされる際にフィルターで除去されません。
次の図は、無視されたオブジェクトのレポート セクションで説明される 2 つのフォルス パスに対して report_exceptions -write_merged_exceptions
を実行した結果を示しています。-from
コマンドの -to
/get_pins
のパターンは int21_reg/*
なので、2 つ目のフォルス パスにはすべてのレジスタ ピンが含まれます。
図 1. 統合された例外