RAM 使用率レポート - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン解析およびクロージャ テクニック (UG906)

Document ID
UG906
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

RAM 使用率レポート (Ram Utilization Report) を使用すると、URAM およびブロック RAM のほか、分散 RAM プリミティブなどの専用 RAM ブロックの使用量を解析できます。デフォルトでは、デザイン全体が解析されますが、-cell オプションを使用すると、特定の階層だけを解析することもできます。レポートは、合成後または各イプリメンテーション段階後に生成できますが、Tcl コマンド ラインからしか実行できません。

RTL メモリ配列と FPGA の実際の物理インプリメンテーションを比較できるので、RAM 使用率レポートは Vivado 合成で推論されるメモリで最も効果的です。

レポートには、次が表示されます。

  • 各メモリ プリミティブの使用率
  • 配列および次元のサイズ (推論のみ)
  • メモリのタイプ
  • メモリ プリミティブの使用率
  • 必要なメモリ パフォーマンス
  • オプションのメモリ (適用可能な場合) のパイプライン使用率
  • メモリで開始および終了するワースト ケースの論理パス
  • カスケードおよびイネーブル レートなどの電力効率の良いもの

レポートは、CSV フォーマットでも生成でき、大量のデータを管理して分類する必要がある場合に推奨されます。