[UltraRAM] ページには、288 kb の UltraRAM ブロック専用の消費電力見積もりが記載されます。このため、UltraRAM リソースは手動で見積もるか、計算する必要があります。UltraRAM の構造を定義する設定には、次のものがあります。
- [Cascade Group Size]
- UltraRAM ブロックは、カスケード接続をサポートして大容量のメモリ配列を作成し、カスケード接続の UltraRAM を一度に 1 つだけイネーブルにすることで、全体的な消費電力を削減します。たとえば、[Cascade Group Size] が 4 に設定された 20 個の UltraRAM ブロックの場合、20/4 となり、4 ブロックずつカスケード接続された 5 セットの UltraRAM となります。カスケード接続を使用しない場合は、[Cascade Group Size] の値を 1 に設定します。[Cascade Group Size] は垂直カスケードに適用されるので、配列の深さは増加します。
- [Latency]
- オプションの UltraRAM パイプライン レジスタは、IRG_PRE (入力) または REG_CAS (カスケード) です。デフォルト値は、[Cascade Group Size] を 3 で割った値となります。UltraRAM のカスケードがない場合は、IREG_PRE のみを使用できます。この場合、[Latency] は 1 になります。
- [Mode]
- URAM288 (ECC なし) または URAM288_with_ECC のいずれかを選択します。
UltraRAM の動作は、次の設定で定義されます。
- [Sleep Rate]
- UltraRAM SLEEP 入力ピンがアサートされる時間の割合 (%)。Automatic Sleep Mode には Auto もサポートされています。
- [Average Inactive Cycles]
- スリープ モード時の連続した非アクティブ サイクルの平均数。最小値は 10 を超える値か、[Cascade Group Size] から 2 を引いた値です。
- [Input Toggle Rate]
- ポート A とポート B の両方のデータ入力 (DIN) の平均トグル レート。
- [Output Toggle Rate]
- ポート A とポート B の両方のデータ出力 (DOUT) の平均トグルレート。
- [Clock (MHz)]
- UltraRAM または UltraRAM モジュールのクロック周波数。
UltraRAM ポート A および B に指定される値は、次のとおりです。
- [Data Width]
- 値が最大値である 72 ビット未満の場合は、正確なデータ幅を指定します。
- [Enable Rate]
- UltraRAM がイネーブルになっている時間の割合 (%)。
- [Write Enable]
- [Enable Rate] に関係なく、書き込みイネーブル入力がアサートされる時間の割合 (%)。書き込みイネーブル ピンは、UltraRAM の RDB_WR_A および RDB_WR_B ピンです。
注記: [Enable Rate] と [Sleep Rate] を指定する場合、ポート A および B ごとに、([Enable Rate]/[Cascade Group Size]) と [Sleep Rate] の合計が 100% を超えないようにする必要があります。