PDM には、AMD Vivado™ から NoC の消費電力を見積もる方法が 2 つあります。
手動入力
AMD Vivado™ デザインがまだない、または準備ができていない初期段階の消費電力見積もりに使用します。
- 前述に説明したように、NoC データパスの設定を手動で入力して消費電力見積もりを取得します。
- デザインでハード DDRMC を使用する場合は、DDRMC ウィザードを使用して DDR インターフェイスを作成します。
注記: パス数が少ない場合、クロック バッファーの数はパスごとの平均的な見積もりとなります。クロック バッファーはできるだけ Vivado からインポートするようにしてください。
Vivado からインポート
Vivado の IP インテグレーター デザインに NoC が IP として含まれる場合は、このフローを NoC 消費電力を見積もりに使用します。このフローでは、Vivado ツールで NoC の消費電力見積もりに必要なすべての情報を含む .xpe ファイルが生成されます。
- Vivado IP インテグレーター デザインで validate_bd_design を実行すると、生成される NOC_Power.xpe ファイルにすべての NoC コンフィギュレーションが含まれます。
- NoC デザインの .xpe ファイルが生成されたら、NoC/DDRMC ページの上部にある [Import NoC .xpe] ボタンを使用して、この .xpe ファイルを PDM ツールにインポートします。
このフローの消費電力見積もりは、手動入力モードよりも正確です。このフローでは、NoC コンフィギュレーションが実際の NoC デザインから生成されるので、スイッチおよびクロック バッファーの数はデザインで使用されたものとかなり近くなります。