PL パワー マネージメント ダッシュボードを使用すると、クロック ゲーティング、周波数スケーリング、ロジック ゲーティングなど、早期に what-if 節電解析ができます。これにより、デザインの電力見積もりの初期段階で検討すべきパワー マネージメント機能のいくつかを確認できます。
デザインに含まれるクロックはすべて、パワー マネージメント ダッシュボードに自動的に追加されます。
図 1. 電源管理
PDM ツールでは、次のパワー マネージメント モードが導入されています。
- クロック ゲーティング
PL クロックはロジック、BRAM、URAM、および DSP のゼロ周波数クロックと同じ方法でゲート処理されます。
- [Frequency Scaling]
このモードは、周波数をスケーリングしたときにどれくらい節電できるかを判断するために使用します。絶対周波数は、どの回路が動作しているかスケーリングした後で入力する必要があります。
- [% of Gated Logic]
このモードは、特定の割合のロジックがリセット状態の場合のロジックの消費電力を決定します。クロック ゲーティングがイネーブルの場合はロジックの消費電力は 0 になるため、クロック ゲーティングがディスエーブルの場合にのみ設定可能です。
注記: パワー マネージメント ページで変更した内容は、クロックやロジックなど、ほかの対応するページには反映されません。
- [Summary of Savings]
- この表は、各クロックで選択されたモードに基づいて、デザイン全体で何が節電になるかを判断するために使用できます。複数のクロックが複数のパワー マネージメント モードを持つことができます。