Vitis HLS では、固定小数点型を使用して実行された C++ シミュレーションの動作は合成で作成したハードウェアの結果と同じになるので、固定小数点型を使用することが重要です。これにより、ビット精度、量子化、およびオーバーフローの影響を高速の C レベル シミュレーションで解析できるようになります。
これらのデータ型は、次の図に示すように、指定の合計幅 (W) および整数幅 (I) の境界内で実数 (整数以外) の値を (W = I + B) という式で管理します。
図 1. 固定小数点型
ヒント: 前の図では、整数値 (
I
) は、符号ビットを含む 2 進数の左側の整数ビット数を示しています。