説明
既存プロジェクトを開きます。指定したプロジェクトがない場合は、新規に作成します。
重要:
Vitis HLS では、
open_project
コマンドで -upgrade
または -reset
オプションを使用せずに Vivado HLS プロジェクトを開こうとすると、エラーが返されます。Vitis HLS の 1 セッションでアクティブにできるプロジェクトは 1 つのみです。プロジェクトを閉じるには、次のいずれかを実行します。
-
close_project
コマンドを使用します。 -
open_project
またはopen_tcl_project
コマンドで別のプロジェクトを開くか、作成します。
プロジェクト ディレクトリおよびそれに関連付けられているソリューションをすべて完全にディスクから削除するには、delete_project
コマンドを使用します。
構文
open_project [OPTIONS] <name>
-
<name>
: プロジェクト名を指定します。
オプション
-
-ide (classic|vitis)
- プロジェクトの ide 設定を返します。
-
-reset
-
- 既存のプロジェクト データを削除してプロジェクトをリセットします。
- デザイン ソース ファイル、ヘッダー ファイルの検索パス、最上位関数に関するプロジェクト情報が削除されます。関連付けられているソリューションのディレクトリおよびファイルは保持されますが、結果は無効になっている可能性があります。
推奨:-reset
オプションは、Tcl スクリプトを使用して Vitis HLS を実行している場合に使用してください。それ以外の場合は、add_files
コマンドを実行するたびにファイルが既存のデータに追加されます。 -
-upgrade
- Vivado HLS プロジェクトを Vitis HLS にアップグレードします。
例
Project_1
という名前の既存プロジェクトを開くか、存在しない場合は新しいプロジェクトを作成します。
open_project Project_1
既存ジェクトを開き、既存データを削除します。
open_project -reset Project_2