出力オプション
package.output オプションは、合成された RTL デザインから生成されるエクスポート ファイルの性質を指定するために使用します。これらのオプションには、次が含まれます。
- package.output.file
- エクスポートされたファイルの出力パスと名前を指定します。指定しない場合、Vitis Unified IDE が出力ファイルに HLS コンポーネントの名前を付けます。次は、そのコマンドの例です。
package.output.file=../kernel.xo - package.output.format
- 合成後に生成された出力のエクスポート形式を指定します。有効な値は、次のとおりです。
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package.output.format=ip_catalog: Vivado IP カタログに追加するのに適切なフォーマット。 -
package.output.format=xo: Vitis アプリケーション アクセラレーション フローでのリンクのためにv++コンパイラで使用可能な形式です。 -
package.output.format=syn_dcp: Vivado Design Suite の合成済みチェックポイント ファイル。このオプションを使用すると、RTL 合成が自動的に実行されます。vivado.flow=implを使用すると、オプションで Vivado インプリメンテーションを追加することもできます。 -
package.output.format=sysgen: System Generator で使用される IP および .zip アーカイブを生成します。 -
package.output.format=rtl: C 合成で生成された RTL ファイルを出力し、ダウンストリーム プロセスで使用する IP や XO はパッケージしません。ヒント: RTL 形式は、HLS コンポーネントの開発、解析、デバッグに便利です。ただし、ファイルをエクスポートするには、それ以外の出力形式のいずれかを指定する必要があります。
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- package.output.syn
- C 合成ステップの一部としてパッケージ ステップを実行できるようにして、合成中に必要なエクスポート ファイルを生成します。
IP のオプション
package.ip コマンドは、HLS コンポーネントによって生成される IP の詳細を指定します。これは、たとえば、IP カタログで識別できるように、IP ベンダー、ライブラリ、名前、バージョン (VLNV) を定義するための設定です。
- package.ip.description
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IP をパッケージする場合に使用し、生成された IP のカタログでの説明を指定します。
package.ip.description=details of IP - package.ip.display_name
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IP をパッケージする場合に使用し、生成された IP のカタログでの名前を指定します。
package.ip.display_name=randy1 - package.ip.library
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生成する IP の
<Vendor>:<Library>:<Name>:<Version>(VLNV) 識別子のライブラリ (Library) 要素を指定します。package.ip.library=testLib - package.ip.name
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生成する IP の
<Vendor>:<Library>:<Name>:<Version>(VLNV) 識別子の名前 (Name) 要素を指定します。package.ip.name=randy1 - package.ip.taxonomy
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IP をパッケージする場合に使用し、生成された IP のカタログでのカテゴリを指定します。taxonomy とは、IP の目的や用途を特定するためのカテゴリのことです。
package.ip.taxonomy=video - package.ip.vendor
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生成する IP の
<Vendor>:<Library>:<Name>:<Version>(VLNV) 識別子のベンダー (Vendor) 要素を指定します。package.ip.vendor=randyCom - package.ip.version
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生成する IP の
<Vendor>:<Library>:<Name>:<Version>(VLNV) 識別子のバージョン (Version) 要素を指定します。package.ip.version=2.3 - package.ip.xdc_file
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XDC ファイルを指定します。このファイルの内容は、Vivado ツールのインプリメンテーション中に使用できるようにパッケージ IP に含まれます。
package.ip.xdc_file=../../ip.xdc - package.ip.xdc_ooc_file
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内容がパッケージ IP に含まれ、エクスポートされた IP のアウト オブ コンテキストの Vivado 合成中に使用されるアウト オブ コンテキスト (OOC) の XDC ファイルを指定します。
package.ip.xdc_ooc_file=../../ooc,xdc