説明
指定した C/C++ テストベンチを使用して合成前の C/C++ シミュレーションをコンパイルして実行します。
ヒント: テストベンチ用のファイルを指定するには、次のコマンドを実行します。
add_files -tb
シミュレーション結果は、アクティブ ソリューションの csim フォルダーに保存されます。
構文
csim_design [OPTIONS]
オプション
-
-O
- C/C++ テストベンチの最適化コンパイルをイネーブルにします。これにより、コンパイル時間は増加しますが、ランタイム パフォーマンスは改善されます。
-
-argv <string>
- ビヘイビアー テストベンチの引数リストを指定します。
<string>
は、テストベンチのmain()
C/C++ 関数に渡されます。 -
-clean
- クリーン ビルドをイネーブルにします。このオプションを指定しない場合、
csim_design
ではインクリメンタル コンパイルが実行されます。 -
-ldflags <string>
- シミュレーションでリンカーに渡すオプションを指定します。通常は、インクルード パス情報または C/C++ テストベンチのライブラリ情報を渡すのに使用されます。
-
-profile
- 合成前制御フローの作成をイネーブルにします。
-
-sanitize_address
- C シミュレーション中にアドレス サニタイザーをイネーブルにするかどうかを制御します。アドレス サニタイザーは、範囲外の配列アクセスなど、アドレス指定に問題があるとエラーを出力します。
-
-sanitize_undefined
- C シミュレーション中に未定義ビヘイビアー サニタイザーをイネーブルにするかどうかを制御します。このサニタイザーは、未定ビヘイビアーにつながる C/C++ コンストラクトが C シミュレーション中に実行されるとエラーを出力します。
-
-setup
- シミュレーションは実行せず、アクティブ ソリューションの csim ディレクトリにシミュレーション バイナリを作成します。シミュレーションは、後でコンパイルされた実行ファイルから実行できます。
例
C/C++ シミュレーションをコンパイルして実行します。
csim_design
ソース デザインとテストベンチをコンパイルし、シミュレーション バイナリを生成しますが、シミュレーション バイナリは実行しません。
csim_design -O -setup
ヒント: シミュレーションを実行するには、アクティブ ソリューションの
csim/build
ディレクトリから run.sh
を実行します。