HLS コンポーネントのクローン - 2023.2 日本語

Vitis 高位合成ユーザー ガイド (UG1399)

Document ID
UG1399
Release Date
2023-12-18
Version
2023.2 日本語

HLS コンポーネントの最も一般的な使用方法では、初期デザインを作成し、結果を解析して、エリアおよびパフォーマンス要件を満たすために最適化を実行します。これは通常繰り返し実行されるプロセスで、望ましい結果を得るためには複数の段階および複数の最適化が必要です。デザインの課題に対する可能な解決策を検討し始めたら、HLS コンポーネントをクローンして、1 つを維持しつつ、もう 1 つを検討用に使用できます。

HLS コンポーネントのクローンを作成するには、Vitis コンポーネント エクスプローラーでコンポーネントを右クリックし、Clone Component コマンドを選択します。これにより、Clone Component ダイアログボックスが開き、コンポーネントの新しい名前を入力するよう尋ねられます。

図 1. コンポーネントのクローン

コンポーネントのクローンを作成すると、デザインには、同じソース ファイル、テストベンチ ファイル、最上位関数、および HLS コンフィギュレーション ファイル設定が含まれます。ただし、Flow Navigator のフロー ステップはどれも完了していません。新しい HLS コンポーネントのコンフィギュレーション ファイルの設定やその他の設定を編集し、ビルド プロセスを開始できます。元の HLS コンポーネントを現状のまま維持するか、デザインに対して 2 つの異なる分岐アプローチを開発します。