Vitis AI ライブラリ v3.5 リリース ノート - 3.5 日本語

Vitis AI ライブラリ ユーザー ガイド (UG1354)

Document ID
UG1354
Release Date
2023-06-29
Version
3.5 日本語
このセクションでは、Vitis AI ライブラリ 3.5 リリースの主な機能とアップデートに関する情報を提供します。

主な機能および拡張機能

この Vitis AI ライブラリ リリースの主な機能と拡張機能は次のとおりです。

新しいボードのサポート
今回のリリースでは AMD Versal™ VEK280 および V70 評価ボードがサポートされます。
ONNX Runtime の改良
DPU を使用した AI 推論のハードウェア アクセラレーション用に ONNX Runtime Vitis AI 実行プロバイダー (Vitis AI EP) が提供されます。このリリースでは C++ API と Python API の両方がサポートされます。
新しいモデル ライブラリ
このリリースでサポートされた新しいモデル ライブラリは次のとおりです。
新しいモデルのサポート
  • 4 個の新しい PyTorch モデルが追加されました。
  • 1 個の新しい TensorFlow2 モデルが追加されました。

変更点

Vitis AI 3.5 でサポートされる検証済みの評価ボードは VEK280 と V70 のみです。Zynq UltraScale+ MPSoC および VCK190、VCK5000-Prod ボードについては、Vitis AI 3.0 を参照してください。

互換性

Vitis AI ライブラリ 3.5 は、次のイメージを使用してテストされています。

  • amd-vek280-dpu-v2023.1-v3.5.0.img.gz

デバイス サポート

次に示すプラットフォームおよび評価ボード (EVB) は、Vitis AI ライブラリ 3.5 でサポートされています。

表 1. エッジ デバイス サポート
プラットフォーム 評価ボード バージョン
Versal Edge シリーズ VE2802 AMD VEK280 ES1
表 2. データセンター ボード サポート
アクセラレータ カード
Versal AI コア シリーズ V70 データセンター開発キット

制限

  • Zynq UltraScale+ MPSoC と VCK190 は Vitis AI 3.5 ではアップデートされておらず、次のリリースでアップデート予定です。
  • VCK5000-Prod のサポートは終了しました。VCK5000-Prod カードを使用する場合は、Vitis AI 3.0 を使用してください。
  • Alveo U50 および U280 カードのサポートは終了しました。これらのカードを使用する場合は、Vitis AI 1.4.x を使用してください。
  • Docker 環境の制限により、データセンター ターゲットではマルチタスク デモは DRM モードで実行できません。