最上位デザインを下位ネットリストまたはサードパーティ ネットリストと共に実行するには、下位ネットリストをブラック ボックスとしてインスタンシエートし、下位ネットリストのポートを Vivado ツールに示します。ボトムアップ アウト オブ コンテキスト フローの設定 では、これをスタブ ファイルと呼んでいます。
重要:
Vivado ツールに示すポート名とネットリストのポート名が一致している必要があります。
VHDL では、次のコード例に示すように、component 文にポートを記述します。
component <name>
port (in1, in2 : in std_logic;
out1 : out std_logic);
end component;
Verilog にはコンポーネントに相当するものはないので、ラッパー ファイルを使用して Vivado ツールにポートを示します。ラッパー ファイルは通常の Verilog ファイルと同じですが、次の例に示すように、ポート リストのみが含まれます。
module <name> (in1, in2, out1);
input in1, in2;
output out1;
endmodule