FSM_SAFE_STATE - 2024.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 合成 (UG901)

Document ID
UG901
Release Date
2024-06-28
Version
2024.1 日本語

FSM_SAFE_STATE 属性を使用すると、Vivado 合成では、無効なステートを検出したときに、次のクロック サイクルでそれを既知の良いステートにするステート マシンにロジックが挿入されます。

たとえば、one_hot エンコードに設定されたステート マシンが 0101 ステート (one_hot の場合は無効) になった場合、そのステート マシンが回復できるようになります。FSM_SAFE_STATE 属性は、ステート マシン レジスタに設定できます。RTL または XDC で設定できます。

FSM_SAFE_STATE の有効な値は、次のとおりです。

auto_safe_state
1 ビット/フリップの自動訂正にハミング 3 エンコードを使用します。
reset_state
1 ビット/フリップのハミング 2 エンコード検出を使用して、ステートマシンを強制的にリセット ステートにします。
power_on_state
1 ビット/フリップのハミング 2 エンコー ド検出を使用して、ステート マシンを強制的にパワーオン ステートにします。
default_state
ステート マシンを RTL で指定されたデフォルトのステート (Verilog では case 文の default 分岐で指定されたステート、VHDL では case 文の others 分岐で指定されたステート) にします。これを機能させるためには、RTL に default または others ステートを含める必要があります。