RETIMING_BACKWARD
属性は、レジスタをロジックを通過させて後方に移動し、順次駆動エレメントに近づけます。グローバル リタイミング設定とは異なり、この属性はタイミング ドリブンではなく、グローバル リタイミング設定がアクティブであるかどうか、タイミング制約があるかどうかにかかわらず機能します。グローバル リタイミングの設定がアクティブな場合、RETIMING_BACKWARD
ステップが最初に実行されてから、グローバル リタイミングでそのレジスタがチェーンのさらに後方に移動されます。ただし、属性には干渉しないで、レジスタを元の位置に戻します。
注記:
DONT_TOUCH/MARK_DEBUG
属性が設定されたセル、タイミング例外 (false_path, multicycle_path
) が設定されたセル、およびユーザーがインスタンシエートしたセルでは、この属性による処理は実行されません。
RETIMING_BACKWARD
属性の値には、整数を使用します。この値は、レジスタがクロス可能なロジック量を示します。値が大きいほど、レジスタがより多くのロジックをまたぐことができます。0 の場合は、属性がオフになります。