既存の配列を入力し、AIEsimulator と x86simulator で読み込むことができるファイルを作成します。入力配列には、任意のデータ型を使用できます。
- 複素データ型は自動的に検出されるため、データ型 (例:
int16
) のみを指定する必要があります。 - PLIO の幅も入力として使用でき、その場合はデータ型を使用してファイルの列数が計算されます。PLIO の幅がデータ型のサイズよりも小さい場合は、エラーが返されます。
構文
xmcVitisWrite(fileName,arrayIn,dataType,widthPLIO)
説明:
-
fileName
: 出力ファイルの名前を指定します。 -
arrayIn
: 入力配列を指定します。 -
dataType
: データ型を指定します。 -
widthPLIO
: PLIO 幅を指定します。32、64、または 128 を指定する必要があります。
次の表に、PLIO の幅に基づいて、データ型と出力ファイルの列の最大数を示します。
データ型 | データ サイズ (ビット) | 列の最大数 |
---|---|---|
int8 | 8 | 16 |
int16 | 16 | 8 |
int32 | 32 | 4 |
int64 | 64 | 2 |
uint8 | 8 | 16 |
uint16 | 16 | 8 |
uint32 | 32 | 4 |
uint64 | 64 | 2 |
cint16 | 32 | 4 |
cint32 | 64 | 2 |
float | 32 | 4 |
cfloat | 64 | 2 |
例
A を
cfloat
型の複素数の配列とし、PLIO の幅を 128 に設定します。A = [
3.142 + 1.463i,
6.288 + 3.079i,
3.333 + 1.493i,
3.781 + 8.781i,
3.142 + 1.463i]
注記: データは、行ベクターか列ベクターのいずれかになります。
関数呼び出しは次のとおりです。
xmcVitisWrite("Output.txt",A,'cfloat',128);
ファイルは、関数呼び出しで指定された作業ディレクトリに Output.txt として保存されます。ファイルの内容は次のとおりです。
"3.142 1.463
6.288 3.079
3.333 1.493
3.781 8.781
3.142 1.463"
列数は、データ型のサイズと PLIO の幅から自動的に計算されます。複素数はファイルの中で 2 列に分けられ、実数部と虚数部の順に示されます。複素数の値を持つファイルは最低 2 列、実数の値を持つファイルは最低 1 列あります。