pre_project_creation(design_info)
この関数は、AMD Vivado™
IDE プロジェクト作成の最後に呼び出す必要があります。Model Composer インフラストラクチャでプロジェクトを作成する前に、AMD Vivado™
IDE プロジェクトに追加する必要のあるファイルと、実行する必要のある追加 Tcl コマンドを指定しておく必要があります。Model Composer デザインの最上位ポート インターフェイスによって、プロジェクトにいくつかファイルを追加する必要がある場合があります。このため、ポート インターフェイスを記述するストラクチャが design_info
という関数に渡されます。design_info
については後ほど詳しく説明します。
post_project_creation(design_info)
Vivado IDE プロジェクト作成の最後に、この関数を呼び出す必要があります。プロジェクト生成スクリプトが実行された後、最後に呼び出されるのがこの関数です。これは、エラー処理、レポート生成、Vivado IDE プロジェクトを開く場合などに便利な関数です。design_info
と呼ばれるこの関数に、ポート インターフェイスを記述するストラクチャが渡されます。design_info
については後ほど詳しく説明します。
add_tcl_command(string)
この関数は、追加 Tcl コマンドを文字列として追加します。これらの Tcl コマンドは、Vivado IDE プロジェクトが作成された後に発行されます。このコマンドを使用して、プロジェクトが作成された後にビットストリームを作成します。また、この Tcl コマンドは特定の Tcl ファイルを呼び出すのにも使用できます。コマンドは受信された順に実行されます。
add_file(string)
この関数は、Vivado IDE プロジェクトにユーザー定義のファイルを追加します。このアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) 関数は、Vivado IDE プロジェクトに XDC 制約ファイルを追加するためにも使用できます。add_file
が呼び出される順序は階層的である点に注意してください。最上位ファイルは最後に追加する必要があります。
run_synthesis()
この関数は、Vivado IDE プロジェクトで合成を実行します。
run_implementation()
この関数は、Vivado IDE プロジェクトでインプリメンテーションを実行します。
generate_bitstream()
この関数は、Vivado IDE プロジェクトでビットストリームを生成します。