コントローラーは FPGA のグローバル セット/リセット信号によって非アクティブな状態に置かれます。コンフィギュレーションが完了すると、FPGA コンフィギュレーション システムがグローバル セット/リセット信号をディアサートし、コントローラーがブートします。ブート プロセスの間、コントローラーはステータス インターフェイスの 7 つのステート ビットをすべてディアサートしたまま維持します。
コントローラーはブート中に cap_gnt および cap_rel 入力をポーリングし、初期化ステートへ移行して ICAP の使用を開始できるかどうかを確認します。外部 ICAP アービタでこれら信号を駆動しない場合は、 cap_gnt 信号を High、 cap_rel を Low に接続します。
初期化ステートの間、 status_initialization は High にアサートされます。初期化ステートでは、モニター インターフェイスから出力される初期化レポートなど直接観測可能なイベント以外に、内部のハウスキーピング処理もいくつか実行されます。具体的には、次の処理が実行されます。
• 1 回目のリードバック サイクルでフレーム レベルの ECC チェックサムを計算。
• 2 回目のリードバック サイクルでデバイス レベルの CRC チェックサムを計算。
初期化が完了すると、コントローラーは IP のモードに応じて監視、検出、アイドルのいずれかのステートへ移行します。