マスターとスレーブ間の通信が正しく実行されるようにする - 2023.2 日本語

Versal アダプティブ SoC システム統合および検証設計手法ガイド (UG1388)

Document ID
UG1388
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語

通信が正しく実行されるようにするには、次の点を確認してください。

  • NoC Connectivity タブをチェックします。マスターは正しいスレーブに接続されていますか。
  • [Address Editor] ウィンドウでマスターが正しいシステム アドレス範囲に送信していることを確認します。たとえば、トラフィック ジェネレーターは [Address Editor] ウィンドウのアドレス範囲に一致するよう正しく設定されていますか。

    LPD が NoC に接続されている場合、RPU がこのパスを使用しているかどうかを確認します。RPU はアドレス範囲の最初の 32 ビットにしかアクセスできないので、この範囲外のリソース (PL または DDR) にアクセスするためには使用できません。AI エンジンは例外で、ツールにより処理されます。

  • PMC PLL 基準クロックの周波数が正しく、CIPS ウィザードの入力クロック周波数に一致していることを確認します。
  • CIPS の Clocks タブで NoC の周波数を確認します。詳細は、 『Versal Adaptive SoC Programmable Network on Chip and Integrated Memory Controller LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG313)このセクションを参照してください。
ヒント: インプリメンテーション後、メモリ コントローラーでキャリブレーションが正しく実行されたことを確認します。詳細は、 『Versal Adaptive SoC Programmable Network on Chip and Integrated Memory Controller LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG313)このセクションを参照してください。