電源投入時、BootROM のコードが実行されます。BootROM のコードは、ブート モード レジスタを読み出し、SD カードや QSPI などのスタティック フラッシュ デバイスからブート イメージを取得します。AMD ボードの電源を投入してもシリアル ポートに応答がない場合は、Vivado ハードウェア マネージャーまたは XSCT で ERROR_STATUS レジスタを読み出すことをお勧めします。一般的に、フラッシュ イメージが見つからない、または破損している場合にエラーとなります。BootROM は、プラットフォーム ローダーおよびマネージャー (PLM) をプラットフォーム プロセッシング ユニット (PPU) の RAM にロードし、PPU をリセットから解放して PLM にハンドオフします。
BootROM の潜在的な問題をチェックするには、ブート デバッグ ブログから入手可能なスクリプトを使用します。特定の問題の根本原因を特定するために、このスクリプトは、BootROM エラーと 『Versal アダプティブ SoC テクニカル リファレンス マニュアル』 (AM011) のこのセクションに記載されている BootROM エラー コードをクロスチェックします。
Versal デバイスのプログラミング/ブートのデバッグに関するチェックリストを使用して、Versal デバイスのコンフィギュレーションとブートをデバッグする際の要件、アクション、および考慮事項を確認してください。このチェックリストは、新しい Versal アダプティブ SoC ボードに基本的な PDI を初めてロードする際のデバッグに使用できます。
重要: BootROM コードは Versal アダプティブ SoC の内部コードであり、変更はできません。