特定の領域内にすべて配置された NoC パス - 2023.2 日本語

スタティックまたはダイナミック ネットワークが完全に特定の領域内 (Network-0 と Network-3) にある場合、パスのオーナーシップの概念はシンプルです。全体がスタティック領域内に配置されるネットワークでは、パスはスタティック領域に属します。同様に、ダイナミック領域内にあるネットワークは、その領域内のリコンフィギャラブル モジュールに属します。リコンフィギャラブル モジュールの子インプリメンテーションでは、スタティック領域内の NoC パスの QoS は一貫しており、親インプリメンテーションで定義されたとおりになります。ただし、ダイナミック領域内でリコンフィギャラブル モジュールに属するパスについては、リコンフィギャラブル モジュールがその NoC パスの QoS パラメーターを定義し、設定できます。

次の図は、スタティック領域 (Network-0) 内に全体が配置された NoC パスに対して、DFX フローが親インプリメンテーションで最初に定義された QoS 要件でパス全体を維持するところを示しています。対照的に、全体がダイナミック領域 (Network-3) 内にある NoC パスでは、柔軟にパス全体のリコンフィギュレーションを選択できます。これには、NMU や NSU を追加するオプションも含まれるので、Network-3a や Network-3b のようなコンフィギュレーションになります。子インプリメンテーションでは、Network-4 で表されるように、ダイナミック領域内にまったく新しい NoC パスを導入できます。