ネットリスト ソースの定義 - 2023.2 日本語

Vivado IDE を使用してパーティション定義を最初に作成する場合、ネットリスト ソース (EDIF、DCP) を現在のデザイン階層に含めることはできません。ただし、Tcl コンソールを使用すれば、基礎になっているコマンドを直接呼び出すことができます。次に例を示します。

create_partition_def -name <RP_name> -module <RM_name>

create_reconfig_module -name <RM_name> -top <RM_top> -partition_def [get_partition_defs <RP_name>] -gate_level

-gate_level は、RM が 1 つの合成後ネットリスト (EDIF または DCP) で構成されていることを示しています。コンポーネント宣言が最上位デザインにあり、インスタンシエーション ポート リスト (サイズと方向) が定義されている場合、スタブ ファイルは不要です。

パーティションが定義されたら、必要に応じてソースを移動または追加できます。たとえば、パーティション定義が作成されたときに、EDIF または DCP ソースがインスタンシエーションにあった場合は、そのソースをパーティション定義に移動する必要があります。次に例を示します。

move_files [get_files <RM_name>.<edf|dcp>] -of_objects [get_reconfig_modules <RP_name>]

RP のパーティション定義が最初の RM 用に作成された後、標準的な方法を用いて DFX ウィザードで新しい RM を追加できます。DFX ウィザードで新しい EDIF または DCP の RM を作成するときは、Sources are already synthesized をイネーブルにします。ネットリスト ソースを供給する場合は、[Top Module Name] フィールドでトップ モジュール名も宣言する必要があります。