このセクションでは、PetaLinux ツールでのビルド最適化手法を説明します。
デフォルトのコンポーネントの選択を解除する
デフォルトのコンポーネントが不要な場合は、オフにできます。AMD Zynq™ UltraScale+™ MPSoC の FSBL および PMU ファームウェアを無効にするには、 で次のオプションの選択を解除します。
これらのコンポーネントをオフにすると、これらのコンポーネントはデフォルトのビルド フローから削除されます。
ローカル ミラー サーバー
NFS またはウェブ サーバーに内部ミラーを設定すると、ビルドを高速化できます。デフォルトでは、PetaLinux は sstate-cache を使用して petalinux.xilinx.com からミラーをダウンロードします。PetaLinux の sstate のローカル、NFS、または内部ウェブ サーバー コピーを操作するには、次の手順に従います。sstate は、ダウンロード エリアから PetaLinux と共にダウンロードできます。
サーバー | 説明 |
---|---|
downloads | ダウンロード ファイルのソースは https://petalinux.xilinx.com/sswreleases/rel-v2023/downloads にあります。 |
aarch64 | Zynq UltraScale+ MPSoC/RFSoC 、および Versal デバイスの sstate ミラー。 |
arm | Zynq 7000 の sstate ミラー |
microblaze | MicroBlaze™ の sstate ミラー |
ソース ミラー
ソース ミラーは、file://<local downloads path> を選択します。ダウンロード ミラーを使用する設定を保存して build/conf/plnxtool.conf で変更を確認します。
で設定できます。すべてのプロジェクトについて例: file:///home/user/daily-downloads-2023
ビルド時間の短縮
ネットワークの sstate フィードを無効にしてビルド時間を短縮するには、
をオフにします。sstate フィード
sstate フィードは、petalinux-config
で設定できます。
- NFS 上の sstate フィード:
たとえば、有効にするには、/opt/petalinux/sstate-cache_2020/aarch64 を使用します。
に移動し、sstate ディレクトリの完全なパスを入力します。このオプションを有効にすると、NFS/ローカル マウント ポイントで使用可能な独自の共有ステートをポイントできます。 - ウェブ サーバー上の sstate フィード:
詳細は、SSTATE CACHE を使用してビルド時間を短縮する方法 を参照してください。
に移動し、sstate フィードの URL を入力します。